2018年4月後半に劇場で観た映画
色んな人の映画評や感想ブログ見てると感心することしきりで、自分の感想がなかなか書けなくなってしまうのが悩みw
ということで月に2回、まとめてさらっと書くくらいでちょうど良いかも。
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去年の冬、きみと別れ
あんまり期待もせずに観たんですが、なかなか良くできてて面白かったです。
こんな姉弟いねーよ、とか、こんなにうまく事が運ぶのかよ、とか言いたいことはありますが、ちょっとした推理小説を読む楽しさがありました。
ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
これは最高に良かった!
主演のクメイル・ナンジアニは大大大好きなドラマ「シリコンバレー」で自分は知ったんだけど、この映画でも良い感じのキャラクターでますます好きになりました。
というか、この映画はクメイル・ナンジアニの実体験を元にしたお話だそうで、こんないい話を見せられて好きにならないわけがない。
お相手役のゾーイ・カザンもすごくキュートで、二人の関係というか距離感というか、ノリというか、すっごく可愛らしくて良かった。
お母さん役も最高だったなあ。
基本的にコメディなんだけど、SNLやシリコンバレーのようなアホすぎる感じではなく、クスッと笑っちゃうような内容でまた良い感じ。
封建的な考えの親を持った結婚の難しさを描いているけど、これは日本の中でも地方に住んでる人たちには似たような問題だったりするのでは。
パシフィック・リム:アップライジング
うーむ。これはどうなんだろう・・・。
ロボットにもカイジューにも一家言持ってないのであれこれ言うのは控えておきますw
ボス・ベイビー
www.youtube.com思ってたよりずっと面白かったんだけど、ストーリーというか設定にちょっとのれなかったかも。
映画館のロビーにMr.インクレディブルの新作のポスターがあったんだけど、あれに出てる赤ちゃんと一瞬区別がつかなかったですw
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
www.youtube.comパディントン2、シェイプ・オブ・ウォーター、そしてこの映画と、今年はサリー・ホーキンスをこんなに堪能できるとは思いもしなかったw
モード・ルイスさんという方をモデルにした実話なのですが、この人自身がどうこうというより、サリー・ホーキンスとイーサン・ホークの演技にただただ惹きつけられる映画でした。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
直前にマイティー・ソー/バトルロワイヤルをビデオで見たのは大正解でした。
お笑い要素がそのまま受け継がれていて、ちょっと暗く辛気臭かったシビルウォーとかの流れじゃなくて良かった。
今回はガーディアンズ勢やスパイダーマンが大活躍で、映画はイマイチだったストレンジ先生も頼りがいがあって良かった。
ハルクやマイティ・ソーのいくつかは観てないけど、確認してみたらアベンジャーズ関連はほぼほぼ観てたので、それはもう集大成なこの映画が楽しめないわけないですよね。
祝日だったので中学生や高校生の男子グループがたくさん来てて、みんな楽しそうに観てたので自分もいつもより2割増しくらいに楽しく観賞できました。
4月はワンダーストラック、ビッグ・シック、アベンジャーズIWの3本がダントツでした(レディ・プレイヤー1は除くw)。
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ビッグ・シックでクメイル・ナンジアニさんに興味を持った方はぜひこれも見て欲しい!今ならAmazonプライムでもシリーズ1〜3が見られますよ。
レディ・プレイヤー1
もうこの時点で俺的今年のベストワンが決定してしまいました!
サイッコォォォォォオーーーーーーーーーーーーです!!!
http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/
もう、何も言うことはありません。
まだの人は今日、今すぐにでも映画館に行きましょう!
自分はというと、公開初日はなんと飲み会が予定されていたの忘れてて観に行けずw
土日も色々あって観に行けず…。
モヤモヤした気持ちのままチェックしたtwitterのタイムラインには絶叫、絶賛のツイートの嵐。おまけにネタバレも見ちゃう始末w
そんな状況に危機感を覚え、月曜仕事後のレイトショーで期待値MAXで観に行きました。その期待のはるか上を行く最高の映画でした!
映画のストーリーは、予告で見た内容ほぼそのまんまです。
仮想空間に隠されたイースターエッグを見つけられたら莫大な遺産と、その仮想空間の権利譲渡!みんなで血眼になってそれを探すというストーリー。
しかし、まあ驚きの映像と、特に80年代の映画やゲーム、アニメ、音楽がこれでもかとてんこ盛りで、あの頃のポップカルチャーに影響を受けて育った人全員が「うおぉぉぉっ」て絶叫したくなる映画です。
もちろん、そんなのたいして知らない人でも、ちゃんと面白いと思うし圧倒されるはず。
自分もそりゃあスピルバーグで育った世代の人間だし、多大な影響を受けた映画やゲームやアニメもいっぱい映画にも出てくるんだけど、マニアやオタクと言えるほど知識もこだわりも無いし、どちらかというとエセマニアって感じですw
何でもそうなんだけど、熱しやすく冷めやすい典型のような人間で、何事もある程度納得したらそこで終わっちゃうような中途半端な人なんです。
だから、あのキャラが出てる!とか、あそこはあの映画のオマージュだ!とか、そういうところは正直あんまりこだわってなかったりして、多少のネタバレは全然オッケーでした。
それよりも、ポップカルチャー全般への愛情表現に、もう泣きそうになりました。
スピルバーグはもちろん、この映画のスタッフ、登場人物たち、画面のすべてが、これまで生み出されてきた数々のポップカルチャーへの愛情、尊敬、感謝の気持ちで溢れかえっているようで、それが自分を肯定してくれた気がして、ちょっと今まで映画を観てこんな気持になったのは初めてかもしれないです。
自分は30代中頃までゲーム会社で作り手として端っこのほうですが、いさせてもらってた事がありまして、もちろんこの映画に出るような有名な作品は作れませんでしたけどw
でも毎日朝から深夜、いや朝方まで仲間たちと一生懸命作ってた時期があって、でも上で書いたように熱しやすく冷めやすい中途半端な性格もあり、いつの間にか熱も冷め、諦め、作り手からはフェードアウト、何となく歳だけ取って、振り返ると今だに後悔することばかり。
「ああ、あの頃もっと、もうちょい、冷めずにがんばってたら今とは違う人生だったかもな」と思うこともしばしば。
でも、おこがましいかもしれないんだけど、この映画を観て、ああ、こんな素晴らしいカルチャーに自分は少しだけでも関われて、そして自分も含めこんなに愛情を持って楽しんでくれた人たちがいて、自分がこれまで中途半端で失敗したなあと後悔してたことを、何だかこの映画が肯定してくれたような、無駄ではなかったんだと(なんとも都合の良い解釈ですが)そんな救われた気持ちになって涙が出そうになりました。
そういうわけで、個人的な、それもちょっと斜めな感情によるところではありますが、この映画は自分的にサイッコォォォォォオーーーーーーーーーーーー!!!の映画になりました。
あと2〜3回は観に行こうと思います。細かい楽しみはDVD出てからゆっくり楽しみます。
はい、ネタバレがひとつも無い個人感想文が書けましたw
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ネタバレ上等!ちゃんと内容教えてくれ!という方は、こちらのブログをどうぞ。
勝手にリンクしてゴメンナサイ。
2018年4月前半に劇場で観た映画
とりあえず4月前半に観た映画を忘れないうちに記録。
それにしても4月は濃い映画が多い気がする。
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エターナル
韓国映画だけど、ほぼオーストラリアロケという変わった映画。
イ・ビョンホンが徹頭徹尾、捨てられた子犬のような表情で通すので、鬱々とした気持ちがずーーーっと溜まりますw。でもまあちゃんと面白い。いや、面白いというより「なるほどねー」と腑に落ちるというべきかな。
『新感染ファイナル・エクスプレス』にも女子高校生役で出演していたアン・ソヒが印象に残りました。
レッド・スパロー
美女スパイもの、となるとどうしても『アトミック・ブロンド』を想像(期待)しちゃうとこだけど全然違う映画でした。
自分みたいに軽い気持ちで観に行くと後悔するかも。すごくヘヴィ〜な映画でした。
ハニートラップ?そんな呑気なイメージは皆無です。エロいジェニファー・ローレンスをちょっとでも期待してしまった自分が恥ずかしくなるようなそんな映画でした。
あなたの体は国家のもの、とか最低の言葉だぜ!
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
ちょっと前にやってたクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』の続編(ウソ)。
結果論としてヒトラーを倒した勝ち組になったけど、ノックアウト寸前まで追い込まれた時にこの判断ができるかどうか。もしあのまま負けたならば、今とは当然正反対の評価が下されたのだろう、って考えると、ほんと何を軸にして生きているかが大事なんでしょうね。自分は、あの妥協案を出した政治家の側に立ちそうな気がしてブルーな気持ちで観てましたw
ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
サイコーに楽しくて笑えて泣ける映画!
特にジャック・ブラックが笑えるんだけど、それにしても見た目と全く違うキャラを演じるこの4人の俳優はスバラシイ。そしてみんな好きになります。
ストーリーに意外性は全然無いですが、キャラの良さと友情に最後はホロリとします。
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ロビン・ウィリアムズ版のジュマンジは、正直観たのか観てないのかよく覚えてないレベルだったのでこの機会に見直してみたい。
ダンケルク観てからチャーチルか、それとも逆のほうがいいのか?