今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

新ゴーストバスターズは手堅くそつなく面白かった

初日に見に行くつもりが仕事やらなんやらで忙しく、やっと1週間遅れで見に行けた(字幕2D版)。

しかし風邪だったのか体調が思わしくなく、映画の中盤くらいからだるさと眠気が襲ってきて後半はあまり集中できなかったのがちょっと悔しい…。

公開前からいろいろ話題になっていたけど、自分の感想は「細かいとこまで丁寧に作られているしそつがない感じ。オリジナル版へのリスペクトもちゃんとある!」でした。

オリジナル版を知らなくてもあの理屈抜きの楽しさは健在だし、オリジナル版を知っている人(もしくはファン)でも、随所でニヤニヤしながら楽しめる、サービス精神満載の万人に楽しめる映画だと思います。
ただ、意外性や目新しさを期待すると拍子抜けするかも。あと中〜後半はちょっと中だるみしてたかな。

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以下ネタバレ含むかも。

 基本的なあらすじはオリジナルとほぼ同じだけど、暗いオタクを敵役として登場させたり、大暴れする場所をコンサート会場にしたりとイマ風にアレンジされている。

バスターズの本拠地の「あの場所」も二転三転あったり、オリジナルにはなかったゴーストバスターズのロゴができる経緯があったり、クルマが霊柩車だったり、ユニフォームもゲロかぶらないようにという理由で用意したりw、細かい部分も設定し直していて楽しい。
ただ、シガニー・ウィーバーやリック・モラニスに該当する役の設定はばっさり切ってた。リック・モラニス的な役回りは、受け付けのバカ男ケヴィン(クリス・ヘムズワース)にあてがったのかもだけどw

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↑下手すると主役の4名より目立っているヘムワーズさん

今回一番の変化はやっぱり主役4人全員を女性にしたところだけど、監督のポール・フェイグの以前の作品『ブライズメイズ』がすごく良かったので自分はその分期待していたけど、ちゃんとあの下品なノリは健在で(あそこまでヒドくはないけどw)、また女同士の友情もしっかり盛り込まれていて良かった。エンディングのエリンとアビーの若き日の2ショット写真はちょっとグッときた。

チーム4名全員それぞれ濃いキャラで、特にメカ担当のホルツマン(ケイト・マッキノン)がクレイジーでおいしい役回りだった。
個人的には主役?のエリン(クリステン・ウィグ)のがんばってるけど報われないおとぼけキャラがいちばん好き。
パティ(レスリー・ジョーンズ)は出だし良かったけど後半はパッとしなかったかな。
アビー(メリッサ・マッカーシー)は全員の間に入った引き立て役のような感じで思ったよりおとなしい役でした。

4人の会話もマシンガントークでテンポよく気持ち良くて楽しいんだけど、オリジナルにあった虐げられてからの立場逆転するカタルシスがなかった気がする。
今回のはヒドイ目にあってもあまり悔しそうに見えないのが原因かも。もしくはオリジナル版の死ぬほど憎たらしい環境局のお役人(ウィリアム・アザートン)的なヤツが必要だったのかも。大学の理事長がボロクソ言う場面はすごく憎たらしかったけど、でも笑っちゃうくらい面白かったしw

オリジナルメンバーのカメオ出演は、ビル・マーレイがちゃんと笑える役でちょっと多めに出てたので満足。シガニー・ウィーバーだけ何の役かよくわかんなかった(汗) 

続編も匂わせる作りになってたし、もし作るなら引き続きポール・フェイグ監督のこのノリでぜひ!

 <余談>
アビー役のメリッサ・マッカーシーは日本ではほぼ無名に近いですが、アメリカでは有名なコメディアンということもあり推定所得がなんと3300万ドル!女優では2位に君臨しているらしい!(;゚Д゚)

cinefil.tokyo

 

 

↓以前書いたブログ

seymourgw.hatenablog.com

↓ ポール・フェイグ監督の傑作

↓ これ欲しいw

 ↓ 今回もナンバーがECTO-1です(リンク先のオモチャはオリジナル版のもの)

1/25 ゴーストバスターズ ECTO-1 (エクトワン)

1/25 ゴーストバスターズ ECTO-1 (エクトワン)