お得な2本立て『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years』
結局観に行きました。
平日、仕事を定時でソッコー終わらせて。
映画館の大画面でビートルズのライブが大音響で味わえるって考えると、やっぱ観ておくしかない!
さすがに平日の最終の回だったので観客は10人もいなかったんだけど(小さい映画館だし)、中には60代後半くらいのおばちゃん二人組がいて、上映中もため息や驚きの声が出てたりしてなんだか微笑ましかったw。
映画はタイトルにもあるように、ビートルズの初期から中期にかけての「コンサート(ライブ)ツアー」に焦点を絞ったもの。
デビューから破竹の勢いであれよあれよという間に社会現象になるまでのシンデレラストーリーは、4人とその周囲がとにかくまばゆいくらい輝いていて、まるで自分もその時代にタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれる。
ビートルズがいかにスペシャルな存在だったかを、ウーピー・ゴールドバーグ、シガニー・ウィーバー、エルビス・コステロらが目をキラキラさせながら、子供のように語るのも見てるとこっちも同じように幸せな気持ちになる。
ただ、そのあと、歯車が狂い始め何もかもがうまく行かなくなり、ついにライブツアーをやめてしまうまでのエピソードは辛くて楽しくないw
まあ、そこを省くわけにもいかないしね…。
見たこと無い映像やエピソードも多くて満足できたけど、ドキュメンタリーだし、当然ビートルズをある程度知っていればどういう展開になるか流れはわかるわけで、そういう意味ではちょっと飽きるとこもあった。
ビートルズのことあまり(もしくはほとんど)知らないって人には、成功と挫折のストーリーとして面白いんだろうけど。
で、映画が終わってからもう一本、キラキラ時代の頂点のようなシェイ・スタジアムでのライブ映像がほぼフルで上映される(約30分)。
映像や音をデジタルリマスターしたとのことで、びっくりするくらいクリアな映像で(今までヒドイ状態の映像しか見たことないというのもあるけど)、4人の息遣いまで感じられるし、あれ?こんな音だったんだ、と思うくらい色んな音が聞こえる。
そして、あらためてみると演奏が結構、というかかなりうまいw テクニックがというより息がピッタリあっていてすごくまとまっている。
ラストの「アイム・ダウン」でジョンがキーボードをめちゃくちゃ楽しそうに、ノリノリで弾いていてこれまた幸せな気分になる。こんなんだっけ?w
まあ、とにかく久しぶりにビートルズを堪能した。
やっぱビートルズとジョン・レノンは最高だなー。久々に色々と聞き直してみたくなった。
さて、もう一本のビートルズ映画もがぜん見たくなってきたけど、果たして地元での上映はあるのだろうか…。