『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』
思った以上に良かった。
最近のトム・クルーズはいいね。ほんと。
前作の『アウトロー』がかなり好きで、続編も公開したらすぐに観に行く気満々で、「これはもしかして期待しすぎでガッカリするパターンか!?」という不安も頭によぎったんだけど…期待は裏切られることなくそれなりにちゃんと面白かった!あくまでオレ基準だけどw(前作が良すぎたので酷評する人は多いかも)
だいたい続編ってより派手に、より過激にしすぎて「ありえねー」って展開が多いじゃない?ありえないくらい強大な敵が出てきたり、ありえないタイミングで助けが来たり、どんどんインフレしまくる。
もちろんそういうのが楽しいってパターンもあるけど、自分が『アウトロー』を好きなのは、主人公がミッションインポッシブルのような超人感ではなく、基本殴り合いがベースの強さというところだったりするので、今回もそこはちゃんと守られてたのが良かった。
人より観察力や記憶力や判断力が優れている程度の超人感というか、リアリティと嘘っぽさがちょうどいいラインと言うか。
ダイナーで警察に捕まるけど「お前はもう死んでいる」的な感じでやり込めるシーンを予告で見て「あ、これは大丈夫そう」と思ったし。
ラストの闘いもちゃんとジャック・リーチャーらしい闘い方だったし自分としては面白く楽しめた(最後のとどめの一撃は結構カタルシスがあったし)。
前作のハードボイルド感も好きで、夜の街とかネオンの感じとか、普通の市街地が舞台だったり、登場人物たちがちゃんと街に住んでる感があるのも良かった。ただ今回はそういう意味ではちょっと薄かったかも。わざわざニューオリンズのお祭りとかいう設定にしなくてもいいのにって思った(007スペクター思い出したw)。
あと前作のようなカッコイイ70年代のアメ車も出てこなかったのはちょっと残念。カーチェイスもあるけど少なめ(その代わり全力疾走何度もさせられてたw)。
中盤は中だるみ感はあったかな。やっぱり前作のほうがトータルではまとまっていて良かったかも。
よくよく考えると前作と同じく強い殺し屋+バックにいる黒幕(今回はあのプリズンブレイクのティーバッグ!)というのも同じだし、前作の汚職警官的な構図も一緒といえばそうだし、あんま変わってないかもw
いや、今回はあれだ、少女とのふれあいがメインだったんだ(正直そこはあんま興味なかったw)
んー…あとから思い返すと結構ツッコミどころ色々出てくるなあw
でも、悪くなかったし観終わった時は満足感高かったんだけどね。
トム・クルーズも結構歳だし、他にもシリーズ抱えているので、ジャック・リーチャーシリーズはせめてもう一作までは作って欲しい。
小説も読んでみたい。
今回エドワード・ズウィックという監督に変わったんだけど、作品で観たことあったのが『マーシャル・ロー』だけだった。結構硬派で重たい映画だったな。確かNYテロの影響で上映中止になったいわくつきの映画だったような。
96時間とかイコライザーとかジョン・ウィックが近い映画だと思うけど、ハードボイルド感でいうとジェイソン・ステイサムの『ワイルドカード』も結構オススメ。
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