観た映画:『ラ・ラ・ランド』
公開してすぐの日曜に観たので、もう約1ヶ月も経っている…。
ブログに感想すら書けないくらい仕事が忙しいってのもあるけど、輪をかけて「やる気メーター」が下がりっ放し…。
このままだとヤバイので、眠くて頭もぼーっとしてますが、無理やり感想を書きなぐっておきます。
観終わって、なんだか色々不思議な映画だなーって感じでした。
なんだろう。面白いのか面白くないのか、って言われると困る。
面白いようなそうでもなかったような…。
まず、やっぱりいわゆるミュージカル映画にどれくらい興味があるのかでも好き嫌いって分かれる気がします。
いや、興味というより抵抗あるかないか、ですかね。
よく言われる、いきなり歌って踊りだすのって変じゃない?ってとこ。
この映画は思ってたよりもずーっと、あのミュージカル臭さは少ないと思ったのですが、やっぱり自分は根っこの部分であんまり好きじゃないのかも。もうひとつのれませんでした。
ただ例外はあって、ブルース・ブラザーズもミュージカル映画であるというのなら、あれはまったく抵抗なく楽しめる最高な映画でした。
たぶん、黒人ベースだと不自然に感じないけど、白人によるミュージカルが、なぜかわざとらしく感じちゃって好きになれないんでしょうね(違うかもw)
ジェイクとエルウッドは白人だけど、ブラザーですしw
きっとそこがベースにあって、手放しでサイコーって映画ではなかった感じ。
宣伝だけみると、楽しいラブストーリーって思うかもしれないけど、まったくそんなことなくて、どっちかというとほろ苦い…いや人によっては激苦い青汁のような映画かも。
そしてあの最後のとこ、凝縮されたカタルシス大爆発シーンがもう圧巻。口ポカーンな感じw
このデイミアン・チャゼル監督は、前作の『セッション』もそうだったけど、最後にいきなり20倍凝縮ジュース(しかも青汁みたいなのw)をぶっ込んでくるので油断ならない。
途中まで、なんだか映像は超きれいだけど平凡な映画じゃない?これ、とか思っていたらガツーンとやられました。
なので観に行った価値はもちろんあったし、すごく良く出来た映画だと思ってます。
あと、音楽はもう中毒性が最高に高い。
映画観る前から予告編の音楽がずーっと頭に残っていたけど、映画見終わってからもうずーっとこの映画の音楽を毎日毎日口ずさんでます。
なんだろう。もしかしたらこの映画の一番印象的なのは音楽だったのかも。
この頭の中のエンドレスループを打ち消したくて、大好きなブルース・ブラザーズの音楽を聞いてみたりしたけど、全然上書きされなかったw
それくらい強力に頭のなかに残る音楽でした。
映像はさすがに凄くきれいで、これは確かにうっとりします。
色とりどりで実写らしいのに作り物感、セット感がハンパないw
ただ、オープニングの高速渋滞でのシーンは、さすがに日差しまで計算に入れられて無くて、顔が逆光で潰れてたりして、全体の絵作りと統一されてない感じがして違和感あったかも。
緻密なようで強引というか。
まあ、とにかく色んな要素がたくさんあって、色んな感情が湧き上がって、なんだかまとまりのある感想が全然でてこなくて、面白かったのか?どうなの?ってうまく答えられない変な映画だったなあ、という感想でした。
根っこの部分でノリが合わないので、もやもやしちゃたのかも。
−−−−−
誰かに言われるまでミュージカル映画だとまったく思わなかった。自分の映画人生の中に大きく残る最高の映画。
見てない人はあんまりいないと思いますが、もしまだなら絶対見て下さい!
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