来る
去年観たんだけどまだ感想書いてない映画が何本か残ってるんですよ。
記憶力もかなり低下しているので、もう細かいとこは覚えてないですが(イマイチだった映画は特に)、とりあえず与太話として感想書いておきます。
『来る』
映画好きの皆さんの間でも話題になっていた、中島哲也監督の新作。っても、自分はあまりこの監督のことよく知らなくて、唯一観たのはレンタルで借りた『告白』のみ。
その時の感想は、「中学生か高校生くらいが喜びそうな映画?」と思ったくらい(上から目線でごめんなさい)。なので今作も最初っから期待してなかったです。
観終わった直後も正直よくわかんなくて、面白いと思ったのかどうかうまく消化できてなくモヤモヤしてたところに、一緒に観に行った妻が開口一番「つまらんかったあぁぁ」と言ったので、つい「だよなぁ」とつぶやいてしまったw
確かにイラッとするようなところもいっぱいあったので、「うん、確かにつまんなかった」という事にしましたw
それからしばらくツイッターやブログを眺めていたら、徐々に感想がちらほら目に付くようになって、ふむふむと読んでみたら、「なるほど!こういう楽しみ方だったんだ」、「これ、ホラー映画じゃないだ」とか、いろいろ面白い見方を知ることができて、気づいたら「そんなに悪くなかったかも」と考え直してましたw
いや、どっちかというと嫌いなタイプの映画だし、それでも30点が60点くらいになったくらいの感覚なんですが、でも後半の仰々しい対決シーンとか、松たか子のキャラクターとか、妻夫木の気持ち悪さとか、それなりに楽しかったなと。
そうそう、あとで思い出したんだけど、白石晃士監督の『貞子VS伽椰子』ってすごいバカバカしい映画があったけど、自分はあれ結構好きで「あの感覚」で観れば良かったんだと気づいたというか。そう考えると確かに面白かった(流されやすいw)。
とはいえ、ね、やっぱりイクメンの欺瞞とか、田舎社会の窮屈さとか、誰にも悩みをわかってもらえない妻の憂鬱とか、子供番組の唐突な挿入とか、こういうのカッコいいでしょ?メッセージ性あるでしょ?みたいなのがすんごく鼻につくというかノイズになってしまって、イラッとしたのも確かです。
最初っからバカっぽくてカッコいい松たか子キャラ路線で良かったんじゃないのかな?
というのが私の結論。
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白石晃士監督。私はまあまあ好きです…w
中島さん。気が向いたらほかも観てみます。