『ドント・ブリーズ』超絶面白いけど緊張しすぎてヘトヘトになる
アメリカで夏に公開されて大ヒット!
盲目の老人が実は殺人マシーンだった!
サム・ライミプロデュース作品!
町山智浩さんも絶賛!
とまあ、「観に行かない」という選択肢がまったく無い前評判だったので、ちょっと遅くなったけど当然観に行きました(でも地元じゃ1館しかやってないのはなぜ?)。
感想は…「超面白かったけど緊張しすぎて疲れた!」でした。
ずっとこわばって手に汗握って、観てる間は何度も登場人物たちと同じように「息を止めた」状態が続くまさにタイトル通りの観賞を強いられますw
クリスマスだったこともあり映画館は若者の集団やカップルが多く、上映前は結構ざわざわしてたんだけど、爺さんの家に侵入するとこから水を打ったように静かになり、エンドクレジットが流れて明るくなってもまだシーンとしたままだったw
きっと『ローグ・ワン』や『ファンタスティック・ビースト』や『バイオハザード:ファイナル』が満席でしょうがなくこの映画に流れてきた人もきっと多かったと思いますが、せっかくのデートが台無しになった人もいたかもねw(別の意味で)
観る前は、たくさんの強盗団(少なくとも7人くらい)が殺人マシーンの爺さんにとんでもないテクでひとり、またひとりと始末されていく、という映画なんだと思ってたけど全然違いました。
筋骨隆々のとんでもない殺人マシーン爺さん
低予算で登場人物も少なく舞台もほぼ家の中だけなのに、アイディアや見せ方が素晴らしかったです。あんまり詳しく書いちゃうと楽しみを奪ってしまうことになるので、予告編以上の展開は書きませんが、わかっていてもこの映画きっと面白いんじゃないかと思います。
この監督の前作は、リメイク版『死霊のはらわた』とのこと。
なんか評判悪かったし、オリジナルを超えるのは無理だろうし、ガッカリしたくなかったので見てないんだけど、こんなに面白い映画を作った監督であれば、今度借りて見てみようかな。
荒廃したデトロイトが舞台だし、低予算でホラーという意味では、今年の3月頃に観た大傑作『イット・フォローズ』を思い出した。まだまだアイディアだけでこんな面白い映画作れるんだなあ。
しっかし、この手の映画を観ていつも思うのは、「アメリカの地下室ほどおそろしいところはない」ってことですかねw
『死霊のはらわた』はまさにそうだし、『パルプ・フィクション』のゼッドの店の地下室なんて悪夢としか思えないとこだったし、まあとにかく数えたらキリがないくらい地獄のような地下室が舞台の映画って腐るほどありますよね。
自分は、もしアメリカで個人の家に招待されても絶対に地下室には行かないと思いますw
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↓この監督のリメイク版
今のところ悪夢の地下室ベストワン映画w
荒廃したデトロイトが舞台のホラーといえばこっちも超オススメ