観た映画:ドリーム
評判の良い『ドリーム』!
まだやってるとこがあったので、なんとか滑り込み。ギリ間に合いました。
もう、2018年1月17日にはデジタル配信されちゃうのでアレですが…やっぱり劇場でみたいですよね。できるだけ。
『ドリーム』2018.1.10先行デジタル配信/2.2ブルーレイ&DVDリリース
で、観た感想なんですが…もう、最高の映画でした!(最近こればっかw)。
ケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズ、と有名どころの白人は軒並み嫌なヤツとして登場します。あ、ケビン・コスナーはそうでもないか。
対して主役の黒人女性3人のなんと輝いていることか!
もうね、とにかく彼女たちを心の底から応援したくなる。壁をひとつ、またひとつ突破していく様は本当に勇気づけられるし、超カッコイイ!
http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/
黒人差別がまだ当たり前の時代(といってもまだほんの50年前くらいのお話というのが怖ろしい)。何にも悪いことしてなくても黒人は逮捕されたりする時代。なんでもかんでも黒人用と白人用が区別されている時代。この映画は、さらに女性差別も含まれている。
でも、差別という重いテーマを扱っているにも関わらず、決して説教臭くなく、カラっと明るい映画になっているのが逆に痛快というか。とても好感持てる映画になってます。少し前に観た『ゲット・アウト』もそんな感じでしたね。
でね、主役のキャサリンがね、もう超カワイイんですよ。
3人のうちひとりはちょっと好戦的で主張が強いキャラ。
もうひとりは面倒見が良いお母さんキャラ。
キャサリンはその中でもずば抜けて頭が良く、ちょっと控えめで奥手。でも芯は強いキャラ。
表情とか仕草がとてもキュートで、設定は子持ちで中年なんですが、もうそんなの関係なく惚れちゃうレベルのかわいさw
黒人用のトイレが近くになくて、キャサリンは、はるか遠くの黒人用エリアまで小走りでずーっと走って用を足し、また急いで小走りで戻って仕事に戻る。その小走りの様子がまた何とも言えずカワイイw
http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/
そんな理不尽な環境を、始まってしばらくはコメディチックに楽しそうに見せているんだけど、ある時その我慢していた怒りを上司に対してブワーッっとぶちまけるところがね、スカッとするようでそうでもない感じに見せている。
差別に対し、直で怒りをぶつけるよりも、白人側から「頼られる」状況を作ることで自らの存在を証明するというところが素晴らしい映画だなと思いました。
そして、そんながんばっているキャサリンを家族や恋人が、とっても素敵に祝福してくれるんですよ。
よくあるシーンと言えばそうなんだけど、これまでの経緯が効いているから、もう涙腺が緩んでしまいウルッと泣かされました。
黒人解放といえばキング牧師。他にも黒人の地位向上に貢献した有名人はたくさんいると思いますが、こういう知られざる貢献をしてきた人たちにスポットをあてた、てのがホントいいですよね(この映画の原題にもなっている)。
配信されたらまた見ると思います。超オススメ。
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2月2日にメディアも発売!
か、買ってしまいそう…。
曲も良かった!と思って調べてみたら、なんとファレル・ウィリアムスが当時の60年代っぽいサウンドを意識した全曲新作だとか。ファレル・ウィリアムスってあんま好きじゃなかったけど、これはいいかもって思いました。