観た映画:スリー・ビルボード
アカデミー賞も何かしら取るのではないかという話題のスリー・ビルボード。
公開されたその週末すぐに観たんですが、まあ混乱させられてしまってw すぐには感想書けなくて…。
すみません。以下、オチは書いてないけど、ある意味書いてることにもなっているのでw観てない方は読まないほうが良いと思います。
今、上映している作品の中ではトップレベルに面白いのは間違いないと思います。
よく出来た映画ってこういうの言うんでしょうね。とっても楽しめました…
がっ!
観終わった後のモヤモヤ感がハンパない映画でした。
あまりにもモヤモヤしちゃったので、 いくつか他のブログとか見たりして、なるほどと思わせられる解説もあり、奥深い映画なのは間違いないと思います。
アカデミー賞とかこういう映画が取るんだろうなあというのもわかります。
アメリカの今の現実が反映されてたり、問題提起があったり、人間の葛藤や多面性を描いているのもわかります。
がっ!(二度目w)
やはり最後の終わり方にはやっぱりモヤモヤしちゃうんです。
確かに、犯人が捕まってボッコボコにされるとか、街のみんなが理解し合ってひとつになるとか、母親が号泣して家族と和解するとか、そんなわかりやすいオチがあればモヤモヤはしないんでしょうけど(それはそれでダメな映画だと思うけどw)。
あえてああいう終わり方にしたのも伝えたい重要なテーマなんだと思うし、考えさせられる事でずっと記憶に残るんだろうことは頭では理解はしますが、自分のようなわかりやすい映画で満足しているようなレベルだと、素直に「いい映画!良かった!」となかなか言えなくてw
そういえば去年の「ムーンライト」もいい映画だなあと思いつつも、同じようなもモヤモヤ感があったなあ…w
アカデミー賞確実!的な前評判とか、色々期待値を上げすぎたのも良くなかったかも。
まだまだ映画功夫が足りない!
あ、でも最後のシーンまではホントにびっくりする展開の連続だったし、フランシス・マクドーマンドはパティ・スミスばりの面構えがサイコーだったし、サム・ロックウェルじゃなくてもウディ・ハレルソンは男でも惚れるレベルだったし、サム・ロックウェルと広告屋の病院でのジュースのシーンも泣けたし、アメリカ南部の暴力的な雰囲気とか超怖かったし、ずーっとドキドキわくわくしながら観てました。
あと、過激すぎて逆におかしい会話とか、バカなアメリカ人描写に笑ったり、コメディ要素も楽しかった。
なので、なおさらそんなモヤッとした気持ちのままエンディングロール出さないで〜って何度も何度も(しつこいw)
ま、こんな感じ方もあるということで、しょーもない感想ですが載せておきたいと思います。
あと余談ですが。
原題は「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」で、ミズーリ州の外れのエビングって町が舞台なんだけど、何気にGoogle Mapで検索してみたら架空の町なんですね(当たり前っちゃあたりまえ)。
ググってみたら、ノースカロライナ州のSylvaって町で撮影したそうな。
老後は映画ロケ地巡りとかしてみたいなあ。