今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

ダンガル きっと、つよくなる

これは最高です!泣けます!
と、何の工夫もなく出だし書いてみたけど、もう他に書くことが浮かばない(笑)

目指せ!インド初の金メダル!

http://gaga.ne.jp/dangal/noboru-kawasaki/img/illustration.jpg

映画『ダンガル きっと、つよくなる』公式サイト

このカッコいい川崎のぼる先生のイラストは、「巨人の星」の星一徹みたいなオヤジが主人公ということなんでしょうけど公式サイトで紹介されてます。
どうでも良い話ですが、子供の頃は「荒野の少年イサム」が大好きでよく真似て絵を描いてたので、なんだかすごく懐かしくて感激したので貼ってみました!

川崎のぼる先生は知らなくても、インド映画が好き、バーフバリが好き、アーミル・カーンが好き、小難しい映画が苦手w、どれか当てはまればもう今すぐ観に行ったほうが良いです。

www.youtube.com

まあとにかくどストレートな映画というか、思ったような展開から外れません。実話を元にしてるわけですしね。

おもしろい漫画に出会い、たまらず次のページ次のページと思わずページをめくり追って行くようなたまらない魅力とおもしろさが、この「ダンガル」にはあります。

まさに、この川崎のぼる先生のコメントにあるように王道的に面白いです!
誰もがこの親子を応援したくなること間違い無し!

シンプルでストレートだからと言ってバカにしてはいけません。たぶんこの映画、相当緻密に考えに考え抜いて作られているのではないかと思います。

まずオープニングからしてすごい。主人公のオヤジがどんな人なのか一発でわかるようになってます。
見せ方も、TVのレスリング中継の解説にシンクロさせるとかベタなようですがちゃんと面白いし、何よりオヤジが発するセリフがいちいちカッコイイ!
このオープニングだけでこの映画はタダモノじゃないって伝わるし、間違いない映画って確信できます。

音楽の使い方も素晴らしい。歌詞の内容もストレートで場面にあってるし、ここぞというところで差し込まれて最高に盛り上がるようになってます。

一番ビックリするのは、アーミル・カーンの体型もそうですが、子役の女の子2人(成人含めて4人)は特にレスリング経験無いんだとか。マジかそれ!素人目にはどう見ても経験者というか現役の人にしか見えません。本当にアンビリーバボーです(おまけに可愛いし美人)

超スパルタオヤジが女の子を男の子のように扱う、って現代社会では今どきセンシティブなテーマじゃないですか。下手したらme tooとか言われかねないし。
でも現代の映画らしく、男性優位社会の中の女性についても明確なテーマとして扱ってますし、いろいろと気を遣った表現をしていました。インドは女性がまだまだひどい目にあっている国でもありますし、それに対するメッセージもあるんだろうと思います(ただちょっと無理矢理感も感じなくはなかったかな…。)


たまにこのブログでも書いてるけど、自分はいわゆるスポーツ系部活の縦社会が大嫌いで、文化系オタク寄りの人なので、全体主義的なものや自己犠牲的なものが見えちゃうと、ちょっと冷めちゃうとこがあるんだけど、そういうの一切無いのが良かったです。

ユーモアが多くてカラッと明るいし、何よりこのオヤジは一貫して反体制なロック気質なのが最高でした(見方間違えてるかもw)

 

最後に、泣き所はいくつかあるんですが、自分が一番泣いたのは、反抗した長女がオヤジの正しさを知って電話で謝るところ。
うだうだと長いセリフで心情を説明しがちなところを、ただ「ゴメンナサイ」ってひと言だけなのが余計に泣けました。

笑って泣ける最高の映画で超オススメです。

 

ところで、タイトルのダンガルって何?(笑)

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アーミル・カーンの映画。PKはまだ観てないわー。やばい。

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 きっと、うまくいくは面白かった。ちょっと長いけど。