今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

アラジン/サッドヒルを掘り返せ(and 続・夕陽のガンマン)

お仕事で稀にみるF*ckinクレーマーのおかげでここしばらく精神的にだいぶひへー。わざとひらがなでバカみたいに書かないと疲れ取れないほどひへー。

ブログもtwitterもずいぶん触れる時間がへっちゃった。

おまけに風邪で喉までやられて『スパイダーマン ロンドンへ行く』も観れてないし、今週末から公開される『トイ・ストーリー4 feat ジョン・ウィック』も観られるかどうかびみょー。うへー。ひへー。

 

いつ観たのかすら忘れそうな絞りカスみたいな脳みそをさらにギュッと振り絞って、出てきた数滴の元気エキスで書いてます。

観たのは、でぃずにーの阿羅神、悲しみの丘霊園復活の日、の2本。

 

https://eiga.k-img.com/images/movie/87876/photo/4b4a9b46fac57465/640.jpg?1551918575

サッドヒルを掘り返せ : 作品情報 - 映画.com

 

 

アラジン

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クラシックなディズニー映画にはもともと興味無いし、青いウィル・スミスにもさほど反応しなかったんだけど、@ikucolinさんのツイートで監督がガイ・リッチーと聞いて、急に興味がムクムクと。ちょうど夫婦(カップル)割引みたいなのやってたので、妻と観てきました(2D・字幕・爆音上映)。

当然のごとく、若いカップルが席を埋めているアウェイ感満載の中、隣のあんちゃん、ねーちゃんがスマホを定期的にチラチラやってるのにもめげず、まあまあ楽しんでまいりました。

これは、あれですね。いちいちガイ・リッチーがどうとか、実写化がどうとか、オッサンがいらんこと考えずに、ディズニーランドのアトラクションに自ら飛び込む感覚でワクワクしながら観るのが良いと思うし、そのほうが絶対に楽しめる。歌って踊ってアドレナリン全開でハッピーな気分でトリップしちゃうぜ!みたいな映画。スカッと楽しめましたよ。

観終わってまず思ったのが、青いウィル・スミス最高でした
実写化どーなの?というつい突っ込みたくなる部分も、ウィル・スミスがこんだけ面白いんだから全然アリ、と思いました。インド映画を彷彿させるスペクタクルなミュージカルシーンは理屈抜きで楽しかったし。親子で観る指数200%!

とはいえ、やっぱしガイ・リッチーがディズニー撮るとどうなんの?というのは気になってしまうとこですが、もともとPV出身の監督ということもあり、その腕を存分に発揮して求められているものをプロとしてやってるなあと、なんとなく感心しました(偉そうですねw 最近は『コードネームU.N.C.L.E.』くらいしか観てないけど)。

ストーリーとしてはやっぱし可もなく不可もなくな内容だし、あからさまな3D意識したとびだせ映像だし、主人公のアラジン役の人あんま魅力ないし、ポリコレ的なのもエクスキューズ的に入れてるくらいにしか感じなかったけど、あまり攻めずにこれくらいでちょうど良い塩梅なんじゃないでしょうか。ウィル・スミスで割とお腹いっぱいになれますw

あ、予告編でやってた『ライオン・キング』(8月公開)もこれまた実写というかリアルCG化で、これはさすがにどうなの?やる意味あるの?と思ったけど、監督がジョン・ファヴローとのことで、ディズニーは監督で少し変化球をつける作戦なのかな。ちょっとだけ釣られそう。

※追記 ファヴローは2016年に『ジャングルブック』監督してましたね。そういえばそん時も観ようかなって思ったなw

 

サッドヒルを掘り返せ

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クリント・イーストウッドの新作です。うそです。上のYouTubeリンク動画の再生回数が5,000程度で少しサッドな気持ち。

この映画は、イーストウッドの初期代表作『続・夕陽のガンマン(1966年)』に取り憑かれたファン(マニア)の人たちが、映画のラスト名シーンの舞台である「サッドヒル墓地」を実際にロケとして使った場所を探し当て、埋もれた石畳を考古学者顔負けに掘り返し、当時のような状態にまで復活させるまでのドキュメンタリー映画です。

『続・夕陽のガンマン』覚えてますかね?ていうか観たことありますかね?

私はマカロニ・ウェスタンはタイトルも内容もぐちゃぐちゃで、イーストウッドよりももしかしたらジュリアーノ・ジェンマフランコ・ネロのほうをよく観てたかもしれません。思い出そうとしてもさっぱり。

もちろん『続・夕陽のガンマン』を観てなくてもこの映画はぜんぜん楽しめます。

 この映画に「取り憑かれた」人たち(マニア、おたく)の熱い熱いパッションは、『続・夕陽のガンマン』を観てなくてもすごく伝わるし感動的。なにかに夢中になって、損得抜きに行動できるひとたちは、古今東西、老若男女問わず、すばらしい。羨ましくなりますね。

とはいえ、ドキュメンタリー映画として、そんな人たちだけを淡々と写してもなかなか映画として売り出すのは難しいでしょうから、『続・夕陽のガンマン』に関わったスタッフや、音楽担当したエンニオ・モリコーネ、映画のファンであるメタリカのボーカルやジョー・ダンテなんかのインタビューも随所に挟み込んだり、監督のセルジオ・レオーネ(故人)の当時のインタビュー映像なども入れたり、飽きさせない工夫もされてます(タランティーノには出てもらえなかったのかな)。

『続・夕陽のガンマン』が好きな人なら、まあ間違いなく涙モノでしょうし、観てない人はきょーれつに観たくなることうけあいです。

私も当然、観終わったその日にAmazonで配信版を観ました。うん、かなり覚えてなかったw でもところどころ記憶が蘇ったり。

イーストウッドはもちろん良いけど、イーライ・ウォラックや、何と言っても悪役の代名詞のようなリー・ヴァン・クリーフが最高。ホントいちいちどのシーンもかっこいいし決まってる!
最初の開始十数分は全くセリフが入らないけど(だからこそ?)すごく緊張感のある画で、しびれました。イーライ・ウォラックとどこぞのオッサンがひと言もしゃべらずアイコンタクトだけで食事をするシーンなんて、ラブシーンかよ!wと思うほど濃密!

ただ、2時間58分はさすがに長い。こんな長い映画だったんだ。テレビ放映時はそうとうカットされていたんだろうね。

もし『サッドヒルを掘り返せ』をレンタル等で観る機会があったら、必ず『続・夕陽のガンマン』もセットで借りるようおススメします。

追記
『続・夕陽のガンマン

読者登録しているピストル五郎さんのブログ記事を紹介(勝手に貼ってすみません)。

www.p-goro.com

 

おわり。

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 あほーにゅーわー♪ 

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 歴史的名作。

 

そういえばこんな映画もありましたね。