今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

レンタル:シャマラン監督の映画で一二を争う面白さ!「ヴィジット」 

この映画を見る前に見たシャマラン監督の「レディ・イン・ザ・ウォーター」が思いのほか面白かった。

seymourgw.hatenablog.com

シャマラン監督への期待値が上がったところで、映画館で見そびれた最新作「ヴィジット」をレンタル。

これがまた期待以上に良かった!

これまでのシャマラン映画と違う一番の特徴はファウンド・フッテージという手法で撮られているとこ(主人公の兄弟がスマホやビデオカメラで撮った映像のドキュメンタリーという設定で、ブレア・ウィッチ・プロジェクトのようなもの)。
全然そういう情報入れてなかったので正直びっくりしたけど、これが大正解だったと言えるほど映画の面白さに直結していた(逆かな?wこの手法を最大限に活かした内容だった、が正解かも)。

トーリーは、15年くらい前に家出したとある女性の子供たち(姉弟)が、実家のおじいちゃんおばあちゃんに二人で初めて会いに行くが、そこで恐ろしい出来事が…という内容。

シャマランの映画というと「最後に驚くべき真相が!」というイメージが強いし、この映画も予告編ではそういう感じで宣伝してたと思う。ホラー映画、ドッキリ映画、というつもりで期待して見ても、たぶん大きく期待は裏切らないと思う。

ま、察しの良い人なら途中でオチに気付くかもしれないが、気づいたとしてもこの映画の面白さはそんなに損なわれない。

なんでかって言うと、じいさんばあさんがものすごく怖いのだ。
姉弟は祖父母の家に泊まってから二日目くらいから、じいさんばあさんの奇行に気付くんだけど、これがまたハンパなく怖い。
霊とか怪物の恐ろしさじゃなくて、じいさんばあさんの何考えているのかわからない感じがリアルで超怖いのだ。

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このじいさんのズボンの下がり具合とかもリアルw

あと、姉と弟の絆というか仲がとても良く、彼らの助けあいや成長物語でもあって、じんわりいい話になっている(祖父母とお母さんの関係をなんとかしようとか一生懸命になったり)。

姉弟のキャラクターもとても良かったけど、自分はおばあちゃん役の人に100点をあげたい。素っ裸やゲロ吐きもなかなかだけど、やっぱりあの半ケツシーンが頭から離れません(爆笑しましたw)。