今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

レディ・プレイヤー1

もうこの時点で俺的今年のベストワンが決定してしまいました!
サイッコォォォォォオーーーーーーーーーーーーです!!!
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http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/

もう、何も言うことはありません。
まだの人は今日、今すぐにでも映画館に行きましょう!

自分はというと、公開初日はなんと飲み会が予定されていたの忘れてて観に行けずw
土日も色々あって観に行けず…。
モヤモヤした気持ちのままチェックしたtwitterのタイムラインには絶叫、絶賛のツイートの嵐。おまけにネタバレも見ちゃう始末w

そんな状況に危機感を覚え、月曜仕事後のレイトショーで期待値MAXで観に行きました。その期待のはるか上を行く最高の映画でした!

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映画のストーリーは、予告で見た内容ほぼそのまんまです。
仮想空間に隠されたイースターエッグを見つけられたら莫大な遺産と、その仮想空間の権利譲渡!みんなで血眼になってそれを探すというストーリー。

しかし、まあ驚きの映像と、特に80年代の映画やゲーム、アニメ、音楽がこれでもかとてんこ盛りで、あの頃のポップカルチャーに影響を受けて育った人全員が「うおぉぉぉっ」て絶叫したくなる映画です。

もちろん、そんなのたいして知らない人でも、ちゃんと面白いと思うし圧倒されるはず。

自分もそりゃあスピルバーグで育った世代の人間だし、多大な影響を受けた映画やゲームやアニメもいっぱい映画にも出てくるんだけど、マニアやオタクと言えるほど知識もこだわりも無いし、どちらかというとエセマニアって感じですw

何でもそうなんだけど、熱しやすく冷めやすい典型のような人間で、何事もある程度納得したらそこで終わっちゃうような中途半端な人なんです。

だから、あのキャラが出てる!とか、あそこはあの映画のオマージュだ!とか、そういうところは正直あんまりこだわってなかったりして、多少のネタバレは全然オッケーでした。


それよりも、ポップカルチャー全般への愛情表現に、もう泣きそうになりました。
スピルバーグはもちろん、この映画のスタッフ、登場人物たち、画面のすべてが、これまで生み出されてきた数々のポップカルチャーへの愛情、尊敬、感謝の気持ちで溢れかえっているようで、それが自分を肯定してくれた気がして、ちょっと今まで映画を観てこんな気持になったのは初めてかもしれないです。

自分は30代中頃までゲーム会社で作り手として端っこのほうですが、いさせてもらってた事がありまして、もちろんこの映画に出るような有名な作品は作れませんでしたけどw
でも毎日朝から深夜、いや朝方まで仲間たちと一生懸命作ってた時期があって、でも上で書いたように熱しやすく冷めやすい中途半端な性格もあり、いつの間にか熱も冷め、諦め、作り手からはフェードアウト、何となく歳だけ取って、振り返ると今だに後悔することばかり。
「ああ、あの頃もっと、もうちょい、冷めずにがんばってたら今とは違う人生だったかもな」と思うこともしばしば。

でも、おこがましいかもしれないんだけど、この映画を観て、ああ、こんな素晴らしいカルチャーに自分は少しだけでも関われて、そして自分も含めこんなに愛情を持って楽しんでくれた人たちがいて、自分がこれまで中途半端で失敗したなあと後悔してたことを、何だかこの映画が肯定してくれたような、無駄ではなかったんだと(なんとも都合の良い解釈ですが)そんな救われた気持ちになって涙が出そうになりました

そういうわけで、個人的な、それもちょっと斜めな感情によるところではありますが、この映画は自分的にサイッコォォォォォオーーーーーーーーーーーー!!!の映画になりました。

あと2〜3回は観に行こうと思います。細かい楽しみはDVD出てからゆっくり楽しみます。 

 

はい、ネタバレがひとつも無い個人感想文が書けましたw
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ネタバレ上等!ちゃんと内容教えてくれ!という方は、こちらのブログをどうぞ。
勝手にリンクしてゴメンナサイ。

globalhead.hatenadiary.com

www.otominarukami.tokyo

www.teraniht.xyz

dokusho-suki.hatenablog.jp

aozprapurasu.hatenablog.com

eizatuki.hatenablog.com

2018年4月前半に劇場で観た映画(その他)

とりあえず4月前半に観た映画を忘れないうちに記録。
それにしても4月は濃い映画が多い気がする。

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エターナル

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韓国映画だけど、ほぼオーストラリアロケという変わった映画。
イ・ビョンホンが徹頭徹尾、捨てられた子犬のような表情で通すので、鬱々とした気持ちがずーーーっと溜まりますw。でもまあちゃんと面白い。いや、面白いというより「なるほどねー」と腑に落ちるというべきかな。
『新感染ファイナル・エクスプレス』にも女子高校生役で出演していたアン・ソヒが印象に残りました。

レッド・スパロー

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美女スパイもの、となるとどうしても『アトミック・ブロンド』を想像(期待)しちゃうとこだけど全然違う映画でした。
自分みたいに軽い気持ちで観に行くと後悔するかも。すごくヘヴィ〜な映画でした。
ニートラップ?そんな呑気なイメージは皆無です。エロいジェニファー・ローレンスをちょっとでも期待してしまった自分が恥ずかしくなるようなそんな映画でした。
あなたの体は国家のもの、とか最低の言葉だぜ!

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

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ちょっと前にやってたクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』の続編(ウソ)。
結果論としてヒトラーを倒した勝ち組になったけど、ノックアウト寸前まで追い込まれた時にこの判断ができるかどうか。もしあのまま負けたならば、今とは当然正反対の評価が下されたのだろう、って考えると、ほんと何を軸にして生きているかが大事なんでしょうね。自分は、あの妥協案を出した政治家の側に立ちそうな気がしてブルーな気持ちで観てましたw

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

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サイコーに楽しくて笑えて泣ける映画!
特にジャック・ブラックが笑えるんだけど、それにしても見た目と全く違うキャラを演じるこの4人の俳優はスバラシイ。そしてみんな好きになります。
ストーリーに意外性は全然無いですが、キャラの良さと友情に最後はホロリとします。

 

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 ロビン・ウィリアムズ版のジュマンジは、正直観たのか観てないのかよく覚えてないレベルだったのでこの機会に見直してみたい。

ジュマンジ (字幕版)

ジュマンジ (字幕版)

 

 

ダンケルク観てからチャーチルか、それとも逆のほうがいいのか?

 

観た映画:ワンダーストラック

https://ia.media-imdb.com/images/M/MV5BMjM3NjY0MTYwM15BMl5BanBnXkFtZTgwMDI5NzA2MzI@._V1_SY1000_CR0,0,674,1000_AL_.jpg
http://www.imdb.com/title/tt5208216/

「キャロル」で何とも言えない美しい映像と切ない恋愛を描いたトッド・ヘインズ監督の新作。

トッド・ヘインズ監督が特段好きというわけでも無く(映画もキャロルしか観てないし)、予告編も見ず、ストーリーすらも読まず、何となく面白そうだなあという直感で観たのですが、これがまた大当たり。すごく良い映画でした。
今年観た映画では上位には食い込みそうな気がします(時間が経つとそうでもなくなることもありますけどw)

と、自分にはとてもフィットしたんですが、実は好みの分かれる映画なのかもしれません。映画サイトでの評価では厳し目の意見やピンとこないってレビューも結構目立ちました。

この映画は途中でどういう展開になるかはなんとなく見えるし、ミステリアスなお話ではあるけど驚くようなオチが肝になっているという映画ではないのですが、これから観ようと思っている方は、以下ご注意を(この説明自体ネタバレ?w)

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あらすじはこんな感じ。

1977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くした少年ベンは、母の遺品の中から、会ったことのない実父に関する手がかりを見つける。その50年前、1927年のニュージャージー。厳格な父に育てられる聴覚障害の孤独な少女ローズは、憧れの女優リリアン・メイヒューの記事を集めたスクラップブックを大切にしていた。ある日、ベンは父を捜しに、ローズは憧れの女優に会いに、それぞれニューヨークへ向かう。2人の物語は、やがて不思議な縁で結びつき……。

ワンダーストラック : 作品情報 - 映画.com

 

http://wonderstruck-movie.jp/assets/img/cast/nav0.jpg1977年の少年ベン

http://wonderstruck-movie.jp/assets/img/cast/nav1.jpg1927年の少女ローズ

このふたりのストーリーが交互に描かれ進んで行きます。

ローズは聴覚障害の女の子(なんとローズ役のミリセント・シモンズさんは本当に聴覚障害者なんだとか!)、ベンは両親を亡くした男の子で、さらに不幸にも雷にうたれて耳が聞こえなくなってしまいます。

 

まずビックリするというか面白いのが、この映画、まるでサイレント映画のように途中からセリフがほとんど無くなります。

当然それはふたりが「聞こえない」演出というか表現なのですが、特に1927年のローズのパートは、ハッキリと意図的にそうしてて、映像と音楽と効果音ですべてを説明してくれるんです。これがもう楽しいというか、驚きというか、うっとりと言うか、まさに映画的な面白さに満ちてるんです。

 

対する1977年のパート。
これは自分の大好きな70年代を完全再現!ってだけでもう最高!満点ですw
これまでも70年代を再現した映画はいっぱいありますが、この映画がもしかしたら一番こだわっているかもしれないです。それくらいこだわりをビンビンに感じました。

だって、広い空間でクルマや人もわんさか登場するのに、隅から隅まで70年代なんです。そこに出てくるエキストラの人も、みんな70年代に生きてる人に見えるし、特に黒人のファッションとか細かいとこまで凄くこだわってます。
つい最近、大好きなブルースブラザーズを家で久々に観たんだけど、あの雰囲気がちゃんと出てて、連続して観ても全然違和感ないかも(言い過ぎかなw)。

 以前、こんな駄文も書いてますのでおひまなら読んでみて下さい。

 
そういえば「キャロル」も50年代だか60年代だかわかんないけど、当時の映像再現にこだわりまくってたし、まだ観てませんが「エデンより彼方に」もそういう映画らしい。

トッド・ヘインズ監督は古い映画を徹底的に再現するのが特徴なんですね。

あと、音楽も良かった!
デヴィッド・ボウイの曲をメインに、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でも使われていたFOX ON THE RUNとか、あとファンクでソウルな曲もいっぱい。2001年宇宙の旅もあったり、まあ楽しいしニンマリしてしまいます。
ボブ・ディランデヴィッド・ボウイの映画も過去に作ってるし、監督は音楽にも相当なこだわりがありそうです。

 

まあでも、この映画に一番グッときたのは、やっぱりこのふたつの物語が呼応するようにだんだん絡んでいくところ 。
孤独でどん底な主人公たちは、自分の信念に対してストレートに追い求めた結果、失ったものが復活します。不幸やハンデは決して人生において無駄なものでは無いし、あなたの人生もこの映画の主人公たちと同じように、すべてが繋がってて素晴らしいものなんですよ、っていう風に感じられたところですかね。

なんとなく、自分の好きな「ヒアアフター」や「メッセージ」を観終わった時のような感覚が味わえて、ずっと心に残りそうな映画になったかもしれません。

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 トッド・ヘインズ監督の映画

キャロル(字幕版)