今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

こんなに面白い映画だったのね、男はつらいよ!

最初に謝っておきます。
本当にごめんなさい。

恥ずかしながら、この歳になるまで、まともに寅さんの映画を見たことなかったんです。

もちろん渥美清倍賞千恵子が主演で、どういうお話かってのは知っていたけど、ちゃんと1本を最初から最後まで見たことなかったし、そもそも洋画かぶれの少年〜青年時代を過ごした自分にはこれまで全く興味がわかなかったんです…。

でも、歳取ると味覚や興味の対象が変わるって言うでしょ?あれ、本当なんですね。今、身を持って実感していますw

あっさりした食べもの(肉よりも漬物とか)好きになるし、若い頃は退屈でしかたがなかったのにお寺とか神社とか気になったりするし。

若い頃は東京でも、新宿、原宿、渋谷ばっかりだったのに、今は新橋の飲み屋とか浅草とか下町歩いている方がずっと楽しい、とかね。

で、今年の夏頃に江戸川区のほうに用事があって、ちょっとした空き時間で柴又観光してきたんですよ。まったく寅さんに興味なかったのに。

浅草と違ってあまり人もいないし、駅から参道歩いて帝釈天までの空間がとても楽しかった。
f:id:seymourgw:20171206223634j:plain
f:id:seymourgw:20171206223650j:plain

順番逆だけど家に帰って、じゃあ寅さんでも見てみるか、ってw
NETFLIXでもAmazon Primeでも今はぜーんぶ揃ってるので、見始めたらもうとまらないくらいこれがまたホント面白い!

こんなに笑えて泣けて、心優しくなれる映画だったんだ。
ほんと恥ずかしいけど、今頃気づいてごめんなさい。

でもね、まだ23作目までしか見られてない。全部で48作もあるんだよ、これ。
あれだけ見たのにまだ折り返し地点にも到達してないとはw

1969年から始まって、1995年(特別編は1997年まで)ほぼ、ずーっと同じ出演者で続いているギネスにも載っているとんでもないシリーズ。

これをリアルタイムでかかさず見てきた人には、すべてにおいてかなわないけど、でもお手軽に全部一気に(見ようと思えば)見ることが出来る今の時代はスゴイよね。

これって一種のタイムマシンみたいなもんだと思う。
この映画に入り込む事によって、色んな時代にタイムトラベル出来るという意味で。

リチャード・リンクレイター監督がビフォアシリーズや「6才のボクが大人になるまで」でやったこともスゲーと思ったんだけど、寅さんはもうずっと前からやってたんだな。ほんとスゴイ。

でも、最初の頃の作品はちょっと難があって、寅さんが妹のさくらに手を上げたり、その時代ならではのとんでもない描写があったり、今の感覚で見ると素直に笑えるばかりじゃないんだけど、でもそれもこれも含めて面白い。

 

ここまでざっと見てきた23作。

自分が特に良かったと思ったのは、
17作目「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」と、
23作目「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」かな。

「夕焼け小焼け」は、寅さんが宇野重吉扮する汚い爺さんの面倒を見てやったら、なんと巨匠の絵描きだったってお話で、寅さんがその巨匠に対してなんの引け目も感じないどころか、人助けをしないのかって怒るシーンがあって、でも最後は寅さんの思いが伝わって…最後には心が豊かな気持ちになれた。

あと、この前に見たばかりの「翔んでる寅次郎」はタイトルからもわかるようにちょっとこれまでから少し世の中が変わったんだなと感じられる内容だった(1979年作なのでやはり時代の変わり目だし)。
桃井かおりが新しい女性の価値観で悩んでいたり、でも最後はすっごく泣ける話になってたり。

 

何となくだけど、寅さん映画のピークって、75年から85年あたりまでなんじゃないかなあと思ってる。
後半は渥美清さんも病気でつらかったそうだし、どんどん輝きが失われていくんだろうなあと考えると、今見ているあたりが一番楽しいところなのかも。

実はさっき書いたように、タイムマシンの特性を活かして、最初の何話かを見たあとに、いきなり最後の特別編を見ちゃったんだよね。どうなってるのか気になって。

もうね、なんか別ものの映画になってたし、寅さんも見てて痛々しかった…。

そういうのがわかった上で、今この絶頂期の寅さんを見られるのがまた何ともありがたいというか、輝いて見えるというか。

なんだかドゥニ・ビルヌーブ監督の「メッセージ」に通じるなあ、とか(何を言っているのか意味不明だと思いますがw)

と、まあ色々考えちゃうとこもあるけど、ほんとストレートに笑って泣いて、そしてどことなく侘びしくなったり、ほっこりしたり、極上のエンタテイメントだなと思います。

あ、ただ途中から映画の冒頭に必ず入ってる「夢」の部分、あれはいらないかなあw

----------

 

一応こちらもリンク貼っときますw

seymourgw.hatenablog.com

 

より面白くなってた!ストレンジャー・シングス シーズン2

 80年代の映画をモチーフにして全米で(日本でも?)ブレイクしたNETFLIXのドラマ「ストレンジャー・シングス」のシーズン2。やっと全部見終わった。

結論。シーズン1より面白かった!(あくまで個人的感想)

 

いまさらですが、ストレンジャー・シングスとは、80年代の時代設定で、あの頃大ヒットした映画(E.T.未知との遭遇グーニーズスタンド・バイ・ミー、などなど)をドラマで復活させたようなそんなシリーズ。

www.netflix.com

 まあ、ほんとタイトルの出方や音楽、キャラクター、全てにおいてあの頃の映画や時代再現を凝りに凝りまくって作っている。JJエイブラムスの映画「スーパー8」のドラマ版とも言えるのではないか。

シーズン1ももちろん面白くて最高だったんだけど、なんとなくその時は「やりすぎてあざといかなあ」ってちょっと思ったんですよね。

あと、お話がちょっと盛り込みすぎているような気がして、なんか集中できなかったというか。

いやでも面白かったし、時代設定はやっぱり涙モノでしたけどね(お母さん役のウィノナ・ライダーにも別の意味で泣けたw)。

で、やっとシーズン2が配信されたので、ちょこちょこ見てたんだけど、前半はもうひとつ盛り上がらないなあと思ってたんだけど、後半からだんだんと良くなってきて、なんというか思った通りのストレートな展開が自分にはわかりやすくって、このシリーズには合っている気がした。

で、特に良かったのは最終回のパーティーのシーン。

まあ、裏の世界の怪物との闘いがメインのお話ではあるだけど、やっぱりこのドラマの主役って子どもたちじゃないっすか。

それぞれは弱くて、オタクで、モテなくて、でもかけがえのない仲間たちで、心で通じ合っている。

シーズン1でももちろんそこはしっかり描かれていたんだけど、今回は最終回のパーティでちゃんとそこ泣かせるように作られてて…。とてもグッと来ました。

ネットの記事を見るとシーズン4までは作る予定らしいのですが、今後はかなりネタも無くなって厳しくなってくるんじゃないかなあと思ってるんだけど、自分的には今回のシーズン2で終わっても良かったのになあと思うデキでした。

 ----------

JJエイブラムスのスーパーエイトも賛否両論あるけど自分は大好き。

 

こんな駄文も書いてるのでよかったらどうぞw 

seymourgw.hatenablog.com

 

MONOQLOって雑誌を知ってます?

映画を観に行ってない(行けてない)ので、しばらくはそれ以外の話題で。

MONOQLOって雑誌、知ってます?ユニクロの広報誌?モノ・マガジンの別冊?と勘違いしそうな雑誌名ですが違いますw

結構前から出てた(2009年創刊)らしいけど、自分はとんと雑誌を読まなくなったのでつい最近ネットでこの雑誌が取り上げられているのをたまたま見て知りました。

そんときのネット記事の内容に「へぇ〜」と思った記憶があって、でもわざわざ買いに走るほどでもなかったんだけど、このまえ病院の待合室にたまたま置いてあったのでパラパラとめくって見たら、これがなかなか攻めてる雑誌でちょっと驚いたというか、面白いなあと思ったのでご紹介(いまさら?w)

MONOQLO 2018年1月号 [モノクロ] | 晋遊舎ONLINE

「テストするモノ批評誌」というキャッチフレーズからもわかるように、話題の競合商品をテストして編集者のオススメ商品を紹介する、という雑誌。
今だと「ルンバ系のロボット掃除機を買うならどれ?徹底的に使った結果コレだ!」みたいな記事が満載なわけです。

「暮らしの手帖」(NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」でやってましたね)がやってた広告(スポンサー)に頼らずに企業側に配慮は無しでビシバシ商品の批評をホンネで載せます、というコンセプトを復活させたという感じでしょうか。

この雑誌に限らず、他の雑誌やネットの記事なんかでも商品比較はやってるけど、結局何を選べばイイのかよくわかんない内容が多いですよね。
中にはよく見るとタイアップ記事だったり、提灯記事だったりして怒りすら覚えたりw

 で、このMONOQLOのいいなあ(面白いなあ)と思ったところはいくつかあるんだけど、まずベストバイだけでなくワーストバイのランクも載せているところ

ベストバイって言葉はよく聞くけどワーストバイってあんまり聞かないよねw だから余計に面白いと思ったし、そこまでやるのかーって思った。

あと、ネットの評判だけに頼るなっていうところ。

ほら、ネットって情報は多いけど多すぎてよくわかんなかったりするし、やたら評判が良いけどホント?って思うこともあるじゃないですか。

そんな消費者の気持ちを察してなのか、試してみたらこんな落とし穴があった、とか書いてあって、なるほどーと感心してしまった。

あんまり時間がなかったのでじっくり読むことはできなかったけど、商品も多岐にわたって紹介してるし、結構徹底的に調査している感じは伝わってきたのでわりと自分的には好感持てた。

ただ、ひとつ問題があって、この雑誌読んでいると、いらないものまで欲しくなってしまうところかなw

せっかく歳を取る毎に物欲も減ってきているなあと感じていたのに、何か煩悩wを激しく呼び戻されたようなそんな危険な臭いがするというか。

愛読されている方にはいまさらなんでしょうけど、ネットで評判収集するのめんどくさいとか、判断力落ちてるわー、というオッサン世代にはおすすめかもです。

 Kindle Unlimitedに入っていればタダで読めるようです。

MONOQLO (モノクロ) 2018年 01月号 [雑誌]

MONOQLO (モノクロ) 2018年 01月号 [雑誌]