『ジョン・ウィック:チャプター2』と最高にかわいい「ドッグ・ウィック」
日本でもファンの多いキアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』。
病気で亡くなった奥さんが残してくれた超キュートな子犬をクルマ泥棒に殺され、引退していた殺し屋家業を復活させ殺人マシーンとして復讐に向かう、というストーリーの映画。
後半はちょっとアレだったけど、ガンアクションが新鮮で、キアヌも当然かっこいいしとても面白かった。
アメリカでは続編の『ジョン・ウィック:チャプター2』が本日2月10日公開のようだが、日本でも7月7日に公開決定したみたいで超楽しみ!
今度のワンちゃんはゴツい!ピットブル?ローレンス・フィッシュバーンも出てるから見た目がマトリックスみたいになってる。
シリーズはもう3まで制作が決定しているそうな。
そして、なんと前日譚がテレビシリーズ化?というこれまたワクワクするニュースも!(でもキアヌじゃなきゃ興味ないかなw)。
そんなジョン・ウィック祭りの極めつけ?に超かわいくて笑えるパロディ予告編がこちら。
ちょっとボッサボッサなワンちゃんだけどカワイイのおーw
犬好きにはほんとたまらない映画です。ジョンウィック。
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まだ見てない人は予習しておきましょう!
ちょっとお腹いっぱい感『ドクター・ストレンジ』
チャウ・シンチーのゆる〜いCG映像を見た翌々日に、超ハイクオリティ奇天烈CG映像の『ドクター・ストレンジ』を観てきました!
まー、とにかくスゴイというかなんというか、まるでおもちゃ箱に入った万華鏡の中に放り込まれたような映像です。
自分は2D字幕版で観たんだけど、間違いなくIMAX3Dあたりで観るのが正しいと思います。ま、そんな施設は地元にありませんけどねw
前にも書いた気がするけど、マーベルヒーローものの最初の1作目は、当然そのヒーローが誕生する話なので予備知識があまりなくてもわかるし普通に楽しめる。
他のマーベルヒーローの絡みも基本無い(少ない)し、シンプルでわかりやすく面白い。アイアンマン(1作目)、アントマン、デッドプール、みんな面白かった。
この映画もそういう意味ではキャラも立ってるし、修行に入るとこまではかなーり面白かったんだけど、さすがに他のヒーローと比べてドクター・ストレンジは超人過ぎやしないか?あとファンタジー色が強すぎて現実感がまるでないというか。
なんか1作目ですでに反則技的な◯◯を操って闘うって、インフレ感がハンパない!何でもありじゃー!こっからの展開どうすんの?って心配になっちゃった。まあ、ソーやロキも神様だし問題ないのかなw
いや、映画はホントよく出来てるし、評価も高いし、映画館で観るべきハイクオリティな映像だし、幅広い層に受けるお得感の高い映画だと思います。
カンバーバッチやマッツ・ミケルセン、キウェテル・イジョフォー(読みづらいw)という豪華で旬な俳優陣見てるだけでも楽しいし。
が、何ていうのかなあ、ステーキを食べに行ったら、シェフが「まだこれからフレンチディナーフルコースでご用意してますよ〜」と厨房からチラチラ見せられ急にお腹いっぱいになる感じというか(そんな経験ないけどw)。
これからアベンジャーズの連中と共にドンパチ始めることを考えたらちょっとお腹いっぱいな感じです。オッサンにはもうマーベルユニバースに付いていく体力が無いのかもしれないw
たまたまチャウ・シンチーの映画と立て続けに見たわけだけど、アメコミと少年ジャンプはかくも違う表現になるのかと感じた映画でした。
あ、そうだ。エンドロールの最後の最後まで席は立たないほうが良いです!
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50過ぎのオッサンにはこの2本くらいがオススメw
観た映画:チャウ・シンチーの『人魚姫』
前回、上映時間を間違えてしまい見逃してしまった『人魚姫』。
最終日になんとかすべり込んだけど、思ってたより人は入っていた。
ご多分に漏れず自分も『少林サッカー』からチャウ・シンチー監督のファンになったクチだけど、『カンフーハッスル』『西遊記 はじまりのはじまり』の2本しか観てない(『ミラクル7号』『食神』も早く観たいとは思ってるけど…)。
チャウ・シンチーと言えば、セス・ローゲンのグリーン・ホーネットを降りたとか、悪名高き?ドラゴンボール実写版で揉めたとか不穏なニュースばかりが目についていたんだけど、今度の新作『人魚姫』はなんとアジア興行収入ナンバーワンということで、自身の作品については何の問題もなかったようだ!
でも予告編を見るとなんかピンとこなかったんだよな〜。
何でだろ?って考えてみたんだけど、今回はサッカーとかカンフーとかわかりやすいアクションが題材では無いので、見た目がなんか地味に映っちゃったのかもしれない。
んでも、結果的にはやっぱりチャウ・シンチーの映画でしたw
中学生が考えたようなバカっぽいギャグ(褒めてます)、マンガのようなカメラアングル、そしてなぜか最後にホロリとさせられるラブストーリー。
いつもの汚いオッサンや子供、意地悪そうなオバハン顔の人たちもちゃんと登場する。彼らはチャウ・シンチーと専属契約でもしているのか?w
そしていつものように嘘っぽいというか安っぽいCG映像。
チャウ・シンチーは絶対わざとマンガっぽい安〜い感じの映像を作っているに違いない。今時のマーベル映画のような超絶ハイクオリティCG映像と比べるととにかくトコトン安っぽいw
でもグロいとこはなぜかしっかりリアルに作ってあったりする…。
カンフーハッスルも西遊記も結構グロい描写が多くて、今回も人魚たちの傷つけられる表現がなかなかなもので受け付けない人も多いかもしれない。
で、やっぱりメインはいつもの中学生ギャグ!
前半は「なんだか微妙にハズしているなあ」…と思って見てたんだけど、タコ兄さんが登場してからは加速度的に面白くなる!
観客は年齢層高めの人が多かったので、あまり笑い声は聞こえなかったけど、たぶんこれ小中学生がいたら大爆笑だったんじゃないかw(特に男の子に受けそう)。
http://natalie.mu/eiga/gallery/show/news_id/215770/image_id/698654
タコ兄さんにはしっかり笑わせてもらいつつも、次第に主人公たちに感情移入させられ、最後はしっかり感動…とまではいかないけど、なかなかジワっと来るエンディングになっていた。
これがアジアの興行収入記録を塗り替える大ヒットと言われるとちょっと違和感はあるけど、チャウ・シンチーの映画って何度見返しても飽きないし、スルメのように楽しめる映画だと思う。
DVDが出たら買うか借りて、またじっくり楽しみたいなー。
<余談>
チャウ・シンチーといえば宇宙級のデカさの仏像とか、割と仏教的な世界を前面に出してくる気がするけど、人魚姫のポスターの人魚のヒレ(足?)が蓮の花に見えるのもわざとなのかな〜と思ったり。
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自分はやっぱりこれがベストチャウ・シンチー映画。
信じられないと思うけど、これもラブストーリー要素ありです。
グロくてあまり好きじゃないけどカンフーアクションは素晴らしい。