ダンガル きっと、つよくなる
これは最高です!泣けます!
と、何の工夫もなく出だし書いてみたけど、もう他に書くことが浮かばない(笑)
目指せ!インド初の金メダル!
このカッコいい川崎のぼる先生のイラストは、「巨人の星」の星一徹みたいなオヤジが主人公ということなんでしょうけど公式サイトで紹介されてます。
どうでも良い話ですが、子供の頃は「荒野の少年イサム」が大好きでよく真似て絵を描いてたので、なんだかすごく懐かしくて感激したので貼ってみました!
川崎のぼる先生は知らなくても、インド映画が好き、バーフバリが好き、アーミル・カーンが好き、小難しい映画が苦手w、どれか当てはまればもう今すぐ観に行ったほうが良いです。
まあとにかくどストレートな映画というか、思ったような展開から外れません。実話を元にしてるわけですしね。
おもしろい漫画に出会い、たまらず次のページ次のページと思わずページをめくり追って行くようなたまらない魅力とおもしろさが、この「ダンガル」にはあります。
まさに、この川崎のぼる先生のコメントにあるように王道的に面白いです!
誰もがこの親子を応援したくなること間違い無し!
シンプルでストレートだからと言ってバカにしてはいけません。たぶんこの映画、相当緻密に考えに考え抜いて作られているのではないかと思います。
まずオープニングからしてすごい。主人公のオヤジがどんな人なのか一発でわかるようになってます。
見せ方も、TVのレスリング中継の解説にシンクロさせるとかベタなようですがちゃんと面白いし、何よりオヤジが発するセリフがいちいちカッコイイ!
このオープニングだけでこの映画はタダモノじゃないって伝わるし、間違いない映画って確信できます。
音楽の使い方も素晴らしい。歌詞の内容もストレートで場面にあってるし、ここぞというところで差し込まれて最高に盛り上がるようになってます。
一番ビックリするのは、アーミル・カーンの体型もそうですが、子役の女の子2人(成人含めて4人)は特にレスリング経験無いんだとか。マジかそれ!素人目にはどう見ても経験者というか現役の人にしか見えません。本当にアンビリーバボーです(おまけに可愛いし美人)!
超スパルタオヤジが女の子を男の子のように扱う、って現代社会では今どきセンシティブなテーマじゃないですか。下手したらme tooとか言われかねないし。
でも現代の映画らしく、男性優位社会の中の女性についても明確なテーマとして扱ってますし、いろいろと気を遣った表現をしていました。インドは女性がまだまだひどい目にあっている国でもありますし、それに対するメッセージもあるんだろうと思います(ただちょっと無理矢理感も感じなくはなかったかな…。)
たまにこのブログでも書いてるけど、自分はいわゆるスポーツ系部活の縦社会が大嫌いで、文化系オタク寄りの人なので、全体主義的なものや自己犠牲的なものが見えちゃうと、ちょっと冷めちゃうとこがあるんだけど、そういうの一切無いのが良かったです。
ユーモアが多くてカラッと明るいし、何よりこのオヤジは一貫して反体制なロック気質なのが最高でした(見方間違えてるかもw)。
最後に、泣き所はいくつかあるんですが、自分が一番泣いたのは、反抗した長女がオヤジの正しさを知って電話で謝るところ。
うだうだと長いセリフで心情を説明しがちなところを、ただ「ゴメンナサイ」ってひと言だけなのが余計に泣けました。
笑って泣ける最高の映画で超オススメです。
ところで、タイトルのダンガルって何?(笑)
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アーミル・カーンの映画。PKはまだ観てないわー。やばい。
きっと、うまくいくは面白かった。ちょっと長いけど。
孤狼の血
何気に観に行ったら、とんでもない傑作に出会った!かも。
血湧きに肉踊るヤクザ映画の大復活(主役は刑事だけどw)。
それもただの懐古趣味ではなく、今の時代にアップデートした超カッコいいい男の映画!
もう、出演者が全員カッコいい!
ハリウッドスターに一歩も引けを取らないくらいカッコいい。
平たい顔族の人たちしか出てないのにw、なんでこんなにカッコイイんだろう。
役所広司なんて、いつも困った顔した気のいいオッサン役のイメージしかなかったんだけど、もうこの映画の中のカッコ良さときたら。異常です。
この映画、タランティーノが観たらきっと泣いて悔しがると思う。
日本人は外国の映画監督にパクられるような素晴らしい遺産がいっぱいあるんだから、それを日本人の美学で突き詰めれば、本場なんだから絶対負けない映画が作れるはず!というのを証明してくれた映画だと思った。かも。(能書き垂れられるほど日本映画に詳しいわけじゃないのでw)
白石和彌監督の映画を観たのは「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の2本だけ。
凶悪は、正直マジで怖かった。園子温の「冷たい熱帯魚」はまだ少しファンタジーが入ってる気がしたんだけど、凶悪はもうなんだか逃げ場が全然無くて、面白かったんだけど、とことん気が滅入った。
「日本で一番悪い奴ら」は逆にちょっとコミカルなとこがあったけど、あんまり面白いと思えなくて、そしてやっぱり気が滅入った。
その印象が強くて、正直この「孤狼の血」も、どうしようもない意地悪なほどの絶望感を味わせられるんだろうな、やだなー、としか思ってなかったんだけど、まあ見事に裏切られました。
そりゃ、バイオレンスやショッキングな絵面はありますが、ヤクザの世界は自分にとってはファンタジーだし、ちゃんと希望もエンタメもたっぷり詰め込まれた映画でした。
劇中にも出てきますが、昭和天皇崩御の頃、まさに昭和の最後という時代設定。
その時代を一応大人として知っている身としては、セットやロケ、小物に至るまで、スタッフのこだわりや頑張りがヒシヒシと伝わってきました。
画面のざらつきや色合いなんかもたぶん相当こだわって調整しているんじゃないのかな。それくらい映画全体から昭和感が(それもあまりわざとらしくなく自然な感じで)醸し出されてました。
ストーリーを説明するナレーションとかは、さすがにちょっとどうかと思ったりもしましたがw
あと松坂桃李とか今の若い人たちはスタイルがシュッとしているので、あの頃のダサ感がちょっと足りない気もしました。
冷静になってみると、お話や設定もちょっと首をひねるようなとこも無くは無いのですが、でもまあ、そんな些細なことはどーでも良いのです。
なんというのか、この映画の世界観すべてが愛おしくなるような、すごく魅力的な映画でした。
ぜひ、このノリで続きが見たい!
それにはヒットが条件だと思うので、皆さん、映画館に今すぐ行きましょう!孤狼の血を観に行きましょう。
R15+ですが高校生以上ならオッケーです。
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原作も読んでみようかなあ。
白石和彌監督作。
後味悪すぎますが、いずれも評価の高い映画です。
昔のヤクザ映画もこの機会に観てみようかな。今ならプライムで結構出てる。
2018年4月後半に劇場で観た映画
色んな人の映画評や感想ブログ見てると感心することしきりで、自分の感想がなかなか書けなくなってしまうのが悩みw
ということで月に2回、まとめてさらっと書くくらいでちょうど良いかも。
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去年の冬、きみと別れ
あんまり期待もせずに観たんですが、なかなか良くできてて面白かったです。
こんな姉弟いねーよ、とか、こんなにうまく事が運ぶのかよ、とか言いたいことはありますが、ちょっとした推理小説を読む楽しさがありました。
ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
これは最高に良かった!
主演のクメイル・ナンジアニは大大大好きなドラマ「シリコンバレー」で自分は知ったんだけど、この映画でも良い感じのキャラクターでますます好きになりました。
というか、この映画はクメイル・ナンジアニの実体験を元にしたお話だそうで、こんないい話を見せられて好きにならないわけがない。
お相手役のゾーイ・カザンもすごくキュートで、二人の関係というか距離感というか、ノリというか、すっごく可愛らしくて良かった。
お母さん役も最高だったなあ。
基本的にコメディなんだけど、SNLやシリコンバレーのようなアホすぎる感じではなく、クスッと笑っちゃうような内容でまた良い感じ。
封建的な考えの親を持った結婚の難しさを描いているけど、これは日本の中でも地方に住んでる人たちには似たような問題だったりするのでは。
パシフィック・リム:アップライジング
うーむ。これはどうなんだろう・・・。
ロボットにもカイジューにも一家言持ってないのであれこれ言うのは控えておきますw
ボス・ベイビー
www.youtube.com思ってたよりずっと面白かったんだけど、ストーリーというか設定にちょっとのれなかったかも。
映画館のロビーにMr.インクレディブルの新作のポスターがあったんだけど、あれに出てる赤ちゃんと一瞬区別がつかなかったですw
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
www.youtube.comパディントン2、シェイプ・オブ・ウォーター、そしてこの映画と、今年はサリー・ホーキンスをこんなに堪能できるとは思いもしなかったw
モード・ルイスさんという方をモデルにした実話なのですが、この人自身がどうこうというより、サリー・ホーキンスとイーサン・ホークの演技にただただ惹きつけられる映画でした。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
直前にマイティー・ソー/バトルロワイヤルをビデオで見たのは大正解でした。
お笑い要素がそのまま受け継がれていて、ちょっと暗く辛気臭かったシビルウォーとかの流れじゃなくて良かった。
今回はガーディアンズ勢やスパイダーマンが大活躍で、映画はイマイチだったストレンジ先生も頼りがいがあって良かった。
ハルクやマイティ・ソーのいくつかは観てないけど、確認してみたらアベンジャーズ関連はほぼほぼ観てたので、それはもう集大成なこの映画が楽しめないわけないですよね。
祝日だったので中学生や高校生の男子グループがたくさん来てて、みんな楽しそうに観てたので自分もいつもより2割増しくらいに楽しく観賞できました。
4月はワンダーストラック、ビッグ・シック、アベンジャーズIWの3本がダントツでした(レディ・プレイヤー1は除くw)。
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ビッグ・シックでクメイル・ナンジアニさんに興味を持った方はぜひこれも見て欲しい!今ならAmazonプライムでもシリーズ1〜3が見られますよ。