ミスター・ガラス
今年一発目に観た劇場公開映画は、楽しみにしていたシャマランの新作『ミスター・ガラス』。
シャマラン監督というと世間的には大当たりした『シックス・センス』(1999年)で知られるところです。そっちの印象が強烈過ぎたのか続けざまに放った『アンブレイカブル』(2000年)は、あまり話題にならなかった記憶があるのですが、私はこの映画大好きです!
当時、何も予備知識入れずに観たのですが『シックス・センス』以上にびっくりしました。「アメコミは現実だったんだぜ!」っというバカバカしいことを大真面目にシリアステイストで作ったことに。いや、ほんと文字にするとアホっぽいですがw 斬新なアプローチだったなーと今でも思っています。
その後は皆さんご存知のように駄作を連発したりで「シャマランもうダメだわー」と言われ続けましたが、『ヴィジット』(2015年)で復活し、前作の『スプリット』(2017年)でまた大きな話題を作りました。
そう、誰もが驚いたまさかのシャマラン・ユニバースのぶち上げw
『スプリット』は多重人格者を演じたジェームズ・マカヴォイの怪演に圧倒されるとても面白い映画なんですが、17年前の『アンブレイカブル』と実は同じ世界の中の物語で、次回作は『アンブレイカブル』に出ていたミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)を主役にした映画になるという予告編を最後に仕込んでたんですw
「俺の考えた面白い世界用意してるからね」というシャマラン監督からのメッセージに全部持ってかれちゃって、せっかくのマカヴォイくん好演の印象が薄くなってました。
逆に言うと『アンブレイカブル』を知らない人には何これ?状態だったと思いますw
シャマラン監督の映画が好きな人も、そうでない人も、この『ミスター・ガラス』には不安と不安と不安と期待が入り混じっていたんじゃないかと思います。
『アンブレイカブル』が好きな私も楽しみではありましたが、観終わった最初の感想は「おまえはリュック・ベッソンか!」でした(笑)*1
不安的中…w
一応書いておきますが、上で述べたように『アンブレイカブル』と『スプリット』を観ているのが前提です。だってシャマラン・ユニバースですし。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観るには、ある程度一連のマーベル・シネマティック・ユニバース作品を観とかないと楽しめないですよね。
なので「よく知らないけどシックス・センスの監督の新作なんだって~」というノリであれば『クリード 炎の宿敵』を観ることをオススメします(観てないけどw)。
以下、本作含め関連した2本のネタバレも若干含むのでご注意下さいませ。
別に前の2本観てないけど、あらすじだけ知って観に行きたいというチャレンジャーのためにざっくり説明しますと、
『アンブレイカブル』
ブルース・ウィリスは生まれてこのかた病気も怪我もしたことない。高速電車脱線事故にあってもひとりだけまったくの無傷という壊れない肉体の持ち主。さらに犯罪者に触れるとそいつの悪行が映像で見えるという特殊能力を持つ(ただし水には弱い)。しかし自分がそんな能力者だと今の今まで気づかず、何か満たされない気持ちで鬱々として暮らしていた。
一方、特殊能力を持ったスーパーヒーローが現実にいると信じて疑わないミスター・ガラスことサミュエル・L・ジャクソン。彼は高い知能を持つが、生まれつき骨が弱く簡単に骨折してしまう難病持ち。
そんなミスター・ガラスがついにアンブレイカブルなブルース・ウィリスを発見し狂喜乱舞。彼をスーパーヒーローの道に誘う、というストーリー(オチはさすがに書きません)。
アンブレイカブル - 作品 - Yahoo!映画
『スプリット』
マカヴォイ扮する男は24人もの人格を持ついわゆる多重人格者。24人の中には女性もいれば子供もいる。まともなやつもいれば頭のおかしい悪いやつもいる。そんなサイコなマカヴォイは、なぜか若い女性をさらっては監禁している。
誘拐された女子高校生のひとり(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、その多重人格者を理解し、利用して脱出を試みるが、マカヴォイにはビーストと呼ばれる超人的な身体能力を発揮できる恐ろしい人格も備わっていた…というストーリー。
だいぶ前置き長くなりましたが本作のあらすじ
ブルース・ウィリスはあれから17年間ずっと息子と組んで自分の特殊能力を活かし、バットマンよろしく自警団として暗躍していた。そこへ、若い女性を誘拐して監禁している多重人格者マカヴォイの情報を聞きつけ探し回り、ついに発見する。
さあ超人同士の対決か、というところで謎の精神科医(サラ・ポールソン)率いる集団に二人とも捕まって施設に収監されてしまう。そこには、狂気の頭脳を持つミスター・ガラスも収監されていた。
精神科医は、なぜか彼ら三人のことを弱点含め熟知しており、決して逃げられない状態にした上で、「あんたたち!自分が特殊能力を持つ超人と思っているかもしれないけど、それ勘違いだから!」と、彼らの単なる思い込みだと諭し説得を始めるが…。
さて、ここまでは予告編でも見せているし、ここからどう展開するのか?が楽しみだったのですが、 ごめんなさい。見事に拍子抜けでした。
タイトルがミスター・ガラスなんだから、彼の超人頭脳っぷりが思う存分味わえるのかと思ったけどそんなこともなく(無くはないがそんな大したことしてない)、ではブルース・ウィリスやマカヴォイの活躍が見られるのかというと、そんなこともない。
劇中で何度か思わせぶりに出てくるオオサカタワー(なぜにそんな名称w)で二人の超人を全世界にお披露目しようとミスター・ガラスが企むので、ああそこで思う存分戦いが始まるのかと思いきやそんなこともなく。
一応、車をひっくり返したり鉄の棒を曲げたりするんですが、そもそも彼らはアベンジャーズ的なありえない能力ではなく、もしかしたら人間ってここまで出来るかも?的な微妙なラインに設定してあるところが面白いわけで、ドッカンドッカン暴れることは期待してないし、前の2作もサスペンスタッチが面白かったわけだし。
じゃあ、やはり焦点は謎の精神科医、となりますよね。
何しろサラ・ポールソンの顔立ちがもう強烈なのでw、今回の主役はこいつに違いないと思うわけです。
この精神科医がしつこく「あんたたちは精神異常なだけのかわいそうな人たち」と繰り返すので、観ているこちらも「もしかしたら妄想の世界というオチ?」と思うわけです。シャマランだけにありえるなとw
まあ、案の定彼女は謎の組織の一員で(最初からそう見えますしねw)、ある目的のために行動していることが終盤明らかになるのですが、その説明にはまったく共感も納得もできませんでした。
取って付けたようなシーンを入れただけで、それ以上の説明もなく、彼女も特に目立った行動は起こしません。
では、この映画はいったい誰が主役で何のお話なのか?
私の答えは、主役はシャマランで、私の妄想ワールドをお楽しみ下さい 、という映画だと思いました。なので冒頭の「お前はベッソンか」になるわけです(別にベッソンもシャマランも嫌いじゃないです…w)
ミスター・ガラスはシャマランの代弁者なので、彼の超人っぷりを見せることは割とどうでもよく、彼が何をしたいか?を語ることが重要なのでした。最後のほうで、ミスター・ガラスの本当の目的(妄想)が明らかになるのですが、それこそシャマランがずっと中学二年から温めてきた世界(テーマ)なんじゃないかと。
もちろんそこは面白いなと思ったし、この3部作は、自分が何者か見つけられない人への希望の話だったり、心に傷を持った人への癒やしだったり、今作だと、人間の可能性という素晴らしいテーマが含まれているので、魅力的な映画になっていると思いますが、今作に限っては妄想が暴走した印象が強くて…。
映画監督や作家が自分の好きな世界を全開に表現し、伝えることは当然だし重要だと思いますが、どこにラインが引かれるかは大事だと思うんです。
もちろんその監督の感性や妄想が自分にヒットする人にとっては最高の映画になるんでしょうけど、自分にはトゥーマッチに感じちゃって。
あまり全面に出しすぎて暴走気味になった映画はどうにも好きになれないんですよね…。もちろん突き抜けかたにもよるのでしょうが。
なので、去年公開されたベッソンの『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』も、ほんと辛かったです(ごめんなさい)。
ただ、趣味的にはシャマランのほうがしっくり来るので、今作はまだ許容範囲ではありました(偉そうにごめんなさい)。
でも、ベッソンもシャマランも、俳優の見せ方がうまいなあと思うので、今回もそこは痺れました。
主役三人はもちろんですが、サラ・ポールソンの顔は見てて飽きないし、アニヤ・テイラー=ジョイちゃんは、『スプリット』の感想でも書きましたが強烈な印象を残してますし、あと『アンブレイカブル』に出ていた息子と、ミスター・ガラスのお母さん役も、わざわざ同じ俳優を使ってくるとこなんて、前作好きな人にはグッと来るものがありました。
個人的にはシャマラン暴走してるなあと感じましたが、やっぱりあの独特さは魅力だと思いました。映画観てるって感じは高いです。
にしても、それほど面白いと思わなかったのに、なぜかたくさん書いてしまったw
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前2作はどちらもハズレ無し!まだの人はぜひ。
『グリンチ』/『シュガー・ラッシュ:オンライン』
今年もすでに15日が経過してますが…一応言わせて!
明けましておめでとうございます!w
昨年末に仕事でヘトヘトになって、年末年始のお休みは反動でなーんにもしない休暇を満喫!おかげで年末に観た映画をブログにアップしなきゃという使命もすっかり忘却の彼方に。
成人の皆さん方の決意に触発され、私も気持ちを新たに(やっと今頃)レビュー(感想)始めといたします。皆様今年も細々とやっていきますのでよろしくです。いじめないでね。
で、今年一発目は…『グリンチ』w
本当は昨年末に『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』とセットで感想書きたかったのですが、ロンドンに奇跡を…のほうは途中で爆睡しちゃったので感想書けませんでしたw
今頃クリスマス映画の感想なんてどうでも良いですよね。さらっと行きます。
グリンチ
実は2000年公開のジム・キャリー版も当時、映画館で観てるんですよ。娘と一緒に。
「ジム・キャリー、また緑色?マスク以上にキモい」と思ったことくらいしか正直覚えてなくて、どんなお話だったかも忘れてました。
当時小さかった娘は結構喜んで観てましたけどね。パンフも買ってあげたんですけどね。監督がロン・ハワードなんですけどね。
んで、今回ミニオンズで有名なイルミネーションスタジオがCGアニメとして復活させたんですが、トラウマ級のジム・キャリー版とはうってかわって、今の子どもたちにも受けそうなあっさりキャラに生まれ変わってました。
左がジム・グリンチ。実際はもっとキモい。
右がイルミネーション・グリンチ。あんま変わんない?w
映画を観ていくうちに、「ああ、こんな映画だったな」と思い出しました。偏屈で意地悪なおっさんグリンチが、清らかな心を持ったシンディ・ルーと触れ合うことで改心するというお話。クリスマス・キャロルのスクルージにもちょっと似てるかな(テキトーなこと言ってます)。
グリンチは面白い仕掛けやメカを作ることが得意で、家の中も楽しい仕掛けでいっぱい。これがとても楽しかった!小さな男の子には受けるんじゃないかなあ。
あと、グリンチが飼っている犬のマックスと、お馬鹿なトナカイが最高に良いです。
はい。以上です。
まあ、お約束の改心するパートは、もう心が汚れきった大人には都合が良すぎだなあと思うのと、シンディ・ルーをはじめ村の人々は人間の嫌な部分がまったく描かれて無くて、まるで何かに洗脳された人々のようで怖かったw
私の心の声→「グリンチよ!やつらに騙されるな!」
ビックリドッキリメカの楽しさと、マックス犬とお馬鹿トナカイを清らかな心で楽しむ映画だと思いました。『SING/シング』とか期待している大人の人はご注意を。
来年のクリスマスにご家族でどうぞ。
シュガー・ラッシュ:オンライン
さあ〜こっちは『グリンチ』とは違い、それはもうあざといくらいにバリバリの大人向け映画です!心の汚れきった大人たちはぜひこちらをご堪能下さいw
ほんと色んな意味で大人向け。すんごいです。
自分は前作も大好きなんです。オールドゲームのキャラの悲哀をテーマにしているので、そりゃもうゲーム好きだったオッサン世代にはグッと来るでしょう。今回もザンギエフとかソニックとか前回出てたゲームキャラをちゃんと出してくるあたり抜かりないです。しっかり大人(オタク)狙い。
今回はオンラインっていうくらいだから当然ネットの世界が舞台。ポスターのコピーにもあるように、ネットの裏の裏までしっかり描いてます。この描き方には正直舌を巻くほどスゴイと思いました。
ネットショッピング、SNSのイイネ、ネットオークション、ネットゲーム、もちろん検索の仕組みまですべてわかりやすくビジュアル化されてます。ネットで稼ぐってどういうことなのかまでネタにしてるんですよ。しかも全部楽しそうな夢の国として表現されてます。
おまけにネットのネガティブな書き込みまで可視化されてるのには笑いました。 いや、ここまでやらなくてもw
と、色々感心してたら、しまいにはコンピュータ・ウィルスの仕組みまでも描いていて、しかもこの映画のテーマと言うかキモ部分になっているのもスゴくて、唖然としてしまいました(この辺のテーマについては他の映画ブロガーさんたちのレビューを読むと良いと思います)。
なんかね、よくありがちな「ネットをビジュアルにするとこんな感じじゃない?」って適当に考えたものとはレベルが違うと思いました。相当考え抜かれてるし、見てて楽しいのがまたすんばらしい。
もしかしたらネットについていけないジジババさん世代(失礼)に理解してもらう良い教材なのでは?と思ってしまうくらいでした。
キャラも最近のCGアニメものの中ではすごく好みです。
ラルフも悪くないけど、やっぱりヴァネロペは表情といい動きといい最高!よくあんなアニメーション作れるよなあ…。テレビでちらっと見たけど日本人も関わってたりするんですよね。
キャラと言い、世界観といい、テーマといい、トイ・ストーリーの次くらいに大好きなCCアニメ映画です。
まあ確かにディズニーが権利を持っているキャラ勢揃いという資本力のえげつなさに反感を覚える人がいるのもわからないではないけど、そういう政治的な話題が出るとこもまさに大人向けということでw
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ジム・キャリー版に興味を持った方はこちらから。
原作はこちら。
How the Grinch Stole Christmas
- 作者: Dr. Seuss
- 出版社/メーカー: Listening Library
- 発売日: 2006/06/26
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前作シュガー・ラッシュも名作です!
あ、コーイチさんの素晴らしいレビューもリンクさせて下さいませ。
2018年に観た映画ベスト12
2018年はとりあえず映画館でたくさん本数観ようと決め、結果120本近く観ることができました(地域限定の見放題パスみたいのを利用して)。
映画が好きと言っても、これまでそんなに本数は観てなかったんですよね。一度、アホみたいにたくさん観られるだけ観てみようかと。
振り返って気づいたのは「劇場で映画を観るには時間とタフさが必要」ということ(先に気づけよっw)。若い時は1日3本とかなんともなかったのになぁ…。
あと、古典(映画や本)、史実、その他色んなベースの知識がないと引用とか理解できないことも多いなと。知識が圧倒的に足りてないな、と。
町山智浩さんの解説や映画ブロガーさんたちのレビューで補完するしかないのだけど、そこでまた新たな知識を得る必要が出てきたりして、そもそもそういう時間もなかなか取れないですしね。
そんなこんなで今年2019年は、劇場で観るのはこれまでのように40本程度にして、ビデオや配信で旧作も積極的に多く観ようかなと。時間があれば関連本も読んでみよう(←これが一番出来るか怪しいw)、と思っとります。
ということで、2018年のベスト1本とその他11本を選んでみました。なぜベスト10じゃないのか?とか突っ込まないで下さいw
Best Cinema of 2018
これはもうしょうがないです。細かいことはどーでもいいんです。まさかここまで心震える映画だとは思いもしませんでした。ゲーム開発にちょっとでも関わって良かった、という個人的な琴線に触れまくりでした。これだけ完全に特別枠。
その他11本
観た順です。どれもこれも「観て良かった〜」と実感した映画。
映画観る前→「あー、キッズいっぱいいるなあ…さくっと観ますか」
観終わったあと→「ぱ、ぱでぃんとーーーん!ウチにも来てぇぇ!」
舐め過ぎてました。もちろん1作目もビデオで観ました。3も心待ちにしてますよ。
おっさん一人で観るのキツかったです。感動に震える姿もさぞかしキモかったと思います。でも自意識は大事。
主役のナンジアニさんが出てるドラマ『シリコンバレー』も大好きだったということもあり、地味タイトル勢の中でもダントツに好きだった。相手役のゾーイ・カザンさんも可愛かった!こういうカップル憧れるわー。乙女か俺はw
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを除いて、そんなにマーベルヒーロー映画は熱心では無いですし、若干惰性入りで観続けてたとこもありますが、ここで規格外のカタルシスを味わえて報われた感じでした。マーベル・スタジオにはケチくさいマーケティング野郎は存在しないようです。
血湧き肉躍る映画!最高ですよこれ。私のような昔の任侠映画をあまり知らない人にこそオススメしたい。この映画の役所広司は最高に好き。抱かれたいw
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』と合わせて一本。テイラー・シェリダンの関わる映画はこれから全部観るつもり!ジェレミー・レナーの放つ渾身の一発がもう最高過ぎる。
タクシー運転手 約束は海を超えて
これも『1987、ある闘いの真実』と合わせて一本。ソン・ガンホもトーマス・クレッチマンも良かったんだけど、今年は『コンフィデンシャル/共助』も入れて3本も出演したユ・ヘジンのために選んであげたい。ベスト・オブ・おっさん。
バッド・ジーニアス 危険な天才たち
タイ映画すげえぇぇぇ!
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異色、変化球、アイディア一発もの、という評価になっちゃうかもしれないけど、今だからこそ作られる映画であることは間違いないし、とても丁寧に作られていたと思います。
クイーンの楽曲の力もあるのでズルいっちゃズルいかもしれないけど、ちゃんと映画の力を使って、あそこまでエモーショナルに作れちゃうのはすごい。
パッドマン 5億人の女性を救った男
最後のほうでドカーンときました。『ダンガル きっと、強くなる』と合わせて一本。いや、単体でも十分に一本取れますね。それくらい良かったー。レビューで書き忘れてたんだけど、天才や偉人は自分たちとは違う次元にいるのではなく、「誰でも身近なところからすごいところに到達できるよ」っていうメッセージがすばらしかった。
よく見るとアメリカ製以外の映画が半分くらい入ってますね。
『スリー・ビルボード』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ペンタゴン・ペーパーズ』『カメラを止めるな!』などなど、その他有名どころもたくさんあるのですが、やっぱり自分のツボにどれくらい刺さったかが分かれ目になりますね。
あと、一般のランキングにあまり入りそうにない地味めだけどオススメしたい映画。
スリープレス・ナイト
トレイン・ミッション
ワンダーストラック
さよなら、僕のマンハッタン
バトル・オブ・ザ・セクシーズ
デス・ウィッシュ
タリーと私の秘密の時間
アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング
案外、こういう映画に出会うのが楽しかったりするんですよねー。
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