見た映画:憎しみに満ち満ちた「ヘイトフル・エイト」
(このエントリーは過去の記録として書いてます)
鑑賞日:2016/4/5
わざわざ有給休暇とって贅沢にお昼すぎからゆっくり見に行った。
実はここ沖縄では(タランティーノの新作なのに)たった1館しか上映してなくて、距離的に平日仕事帰りに見に行けないため、わざわざ休み取って見に行った。まさかタランティーノの新作を見逃すわけにも行かないし。
それにしても、平日の昼間っからガラガラの映画館で堂々と映画を見る開放感と背徳感が入り混じった幸せ感。癖になりそう(笑)
ヨロコビ!
この映画館は米軍基地の近くにあるので、外人さん受けしそうな映画はここでしか上映されないことがある(最近だとストレイトアウタコンプトン、イットフォローズ、エージェントウルトラなどなど)。タランティーノの映画は日本人には一般受けしない、という判断は納得しがたいけど、きっと商売的には正しいんでしょうねw
選択の余地が無い地方在住のイカリとカナシミ…。
前置きが長くなったけど、映画のほうはタランティーノ好きには安定の面白さ、だと思った。期待した通りに堪能はできたけど、期待した以上の面白さ、とまでは言えなかった感じ。
ちなみにタランティーノ作品は全部好きだけど、特に好きなのは『パルプ・フィクション』『イングロリアス・バスターズ』『ジャッキー・ブラウン』。
出演者はタランティーノ映画の常連が多く豪華な顔ぶれ。
極悪女囚人役のジェニファー・ジェイソン・リーってなんとなく見覚えあるけど、どんな映画に出てたっけ?とあとで調べてみたら、なんと『初体験リッジモント・ハイ(1982年の青春エロ映画)』のあのウブな女の子だった! 30年も経つとこうなっちゃうのか…女優って凄いなあ。
オドロキ!
そのジェニファー・ジェイソン・リーは映画の中で思い切りぶん殴られたり、かなりひどい目にあう。最後の描写はちょっと引いちゃうくらい…。
サミュエル・L・ジャクソンのガンマンぶりもカッコよくて、早撃ちのとこは、往年の西部劇を見てるようでグッと来た(銃声も低音の気持ちいい音でカッコイイ)。
ただ、南軍の兵士に対する仕打ちを回想して話す内容がまたドン引きするくらい酷かった…こんなに人を侮辱した話は無いよね。
ネタバレしたら面白さを相当損なう映画だと思うので、あんまり内容について書けないけど、まさにヘイトフルな人たちばかりで、後までスッキリなんて全然しない映画でした。
チャニング・テイタムにはちょっとだけ笑わせてもらったけどねw。
タランティーノの頭にはニクシミちゃんがかなり幅をきかせているに違いない。
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