今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

観た映画:KUBO/クボ 二本の弦の秘密

http://www.laika.com/files/images/gallery/93/KUBO_188.1_M3.2V5.2.jpg
http://www.laika.com/

誰もが驚くストップアニメーション映画の大傑作!
現時点でこれに勝るものは無いのでは!?
この映画を超えられるのは、もはやこのスタジオ(スタッフ)しか無いのかも。
最後まで口あんぐりのスゴイ映画でした。

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実はこの映画のこと、そんなに知らなかったんです。
海外のサイトでたまに見かける画像を見て、へー日本がモチーフのアニメなのかー、くらいののほほんとした感想しか無かったんだけど、よく見てるブログ「音楽と本」のid:otominarukamiさんの記事を見て、これは観なくては…と思っていたらFacebookのタイムラインにも絶賛している友人がちらほら。

otominarukami.hatenablog.com

詳しいことは、otominarukamiさんのブログを見てもらえれば十分にわかりますので、細かい説明は省かせて頂きますw

 

で、慌てて地元の映画館をチェーック!
なんとたった1館、1スクリーン、朝の1回しかやってないではないか。それも吹き替え版のみ。しょうがなく休みの日に早起きしてがんばって行ってきました!

もうね、観てよかった!のひと言です。久しぶりにアニメ見て感動しました。

ストーリーももちろん良かったんだけど、やっぱり画面の美しさにもう魅入られてしまいました。
画面全体の美しさが半端なく、アートディレクションがとにかく最後まで徹頭徹尾一貫している感じ。

主人公のKUBOが弾く三味線のちからで、折り紙が七変化する紙芝居?のシーンからはもう、それこそホントに口をあんぐり開けて観てたんじゃないかなw 自分。

ま、これはもう観ないとわかんないと思います。

キャラの造形もよかった。主人公のKUBOの目が特に好き。
なんか海外で作られたアニメ特有のクドさが無くはないんだけど、でもイヤミがないというか。

最後のエンディングロールがまた、これでもかと言わんばかりの素晴らしい映像で、しかも音楽がビートルズの(というかジョージの)「While my guitar gently weeps」ですよ!三味線であの泣きのギターの名曲を再現とはw

そして、なんと声の出演(英語版)にシャーリーズ・セロンとかマシュー・マコノヒーとかルーニー・マーラとか豪華な名前があってビックリ。うーんこれは字幕版も観てみたかったなあ。

で、とどめに驚いたのがotominarukamiさんも書いてたけど、吹替版のクワガタの声がピエール瀧!まったく気づかなかった(笑)

いやー、これはビデオが出たらじっくり見直したいかも。
otominarukamiさんじゃないけど、劇場でやっている時に観ておかないと!オススメです。

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コララインとボタンの魔女を作ったスタジオなのね。見たい見たいと思いつつまだ見てなかったで今度必ず見ます。

 

ストップアニメーションといえば自分の中では、「ウォレスとグルミット」や「ひつじのショーン」でおなじみのアードマン一択でした。
中でも「ペンギンに気をつけろ」がお気に入り(欽ちゃんが吹替えしてたなw)。

ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ! [DVD]

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 これも超一級品のエンタテイメント映画です。ハリウッド映画に負けてない。マジで。 

ウォレスとグルミット ?ウォレスとグルミット、危機一髪!? [DVD]

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観た映画:gifted/ギフテッド

こ、この映画は…

主役の女の子に尽きます。天才現る!って感じです。

もうやってる劇場も少なくなってると思いますが、迷ってる人は行ったほうが絶対いいと思います!あと涙腺弱いひとは観ないほうがいいかもw

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この映画の感想を書いている人は、おそらくほぼ全員、主役のマッケンナ・グレイスちゃんをべた褒めしてるはず。

数学の天才であるお母さんが亡くなり、叔父であるフランクに引き取られ育ったメアリー(マッケンナ・グレイス)もまた7歳にしてすでに天才少女。
そんな彼女を誰がどう育てるのか?彼女の才能は誰のものなのか?彼女の大切なものは何なのか?というお話。

最初はね、メアリーちゃんの可愛さとその天才っぷりのギャップが面白いし、サクセスストーリーなのかな?って思ってた。
小生意気だけどまだ甘えん坊で、ほんっとに表情がかわいくて、ウチもこんな頭の良い娘だったら良かったのになーとか(最低w)、いいなあ〜天才で将来約束されたも同然じゃん!って浅はかな気持ちで見てたんだけど(俺だけ?w)、だんだん厳しい話になってくる。

人生において大事なものは?って、セリフにするとクサイけど、でもそれをストレートに突きつけられる、価値観についてのお話でもあります。

ほんとに天才だったら、絶対に良い大学に入れて、エリート育成を疑わずにやりますよね?誰でも。その才能を埋もれさすのは罪だ!って言われたら反論できませんよね?

そんな我々のそんな思考に、それでほんとに大丈夫?って強く問いかけてくる映画でした。

天才かどうかは最後はまったく関係なく、普通に生まれてきた我が子に何を教え、どう育てていくか、を問われている気がして自分を省みて恥ずかしくなっちゃうし。よくばっちゃだめだよね。何事も。

でもやっぱりマッケンナちゃんの可愛さはもうハンパない破壊力で、そんな小さな自分の心をすべて洗い流してくれますw

お父さん代わりのフランク(クリス・エヴァンス)との距離感ややり取りがもう最高に良くて、フランクもメアリーをしつけながらも、ちゃんとひとりの人間として扱ってくれるし(悪いと思ったらちゃんと謝るし、完全に大人としての対応をする)、一方で、じゃれてくるメアリーちゃんをほんとの親子のように甘えさせてあげる。

病院で暇を持て余すメアリーがフランクのひざの上でゴロゴロしたり、夕日をバックに手を繋いで宙返りしたりするシーンは、普通の親子なら誰でもすることだけに、なんかとても大事なものと感じさせてくれるいいシーンになっていて。

そんなフランクとメアリーの関係をじっくり見せてくれるもんだから、最後のほうの展開はもう号泣ものですよ。

http://www.foxmovies-jp.com/gifted/img/photo02/photo02_05.jpg
http://www.foxmovies-jp.com/gifted/

泣けると言えば、生意気なメアリーちゃんが、同級生の工作が得意な男の子に拍手するシーンも泣けたなあ。

監督は『500日のサマー』『アメイジングスパイダーマン』のマーク・ウェブ監督。どちらかというと大作には不向きな監督なのかもですw 次回作が楽しみ。

そしてマッケンナちゃんは、あのフィギュアスケートトーニャ・ハーディングを題材にした映画に出てるそうなので、そっちも楽しみ。

 

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 監督の出世作。何とも言えない切ないお話でしたねえ。
面白いけどこれもグサグサ心を刺されるので注意w

 

 埋もれちゃったねアメイジングスパイダーマン
悪くはなかったけど、確かにあんまり印象に残ってないかも。

 

観た映画:スター・ウォーズ/最後のジェダイ

http://starwars.disney.co.jp/content/dam/disney/characters/star_wars/lastjedi/2304_kylo-ren_main.jpg

http://starwars.disney.co.jp/

 
1日早いプレミアム上映を観るのは無理だったけど、公開初日の最終の回にはなんとか滑り込む事ができた!

フォースの覚醒の時に比べると、さすがに浮かれた感じの人も少なくて落ち着いた感じだったけど、それでもいつもガラガラな映画館のロビーが、ポップコーンを買い求めるお客さんで溢れかえってました。


「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」本予告

重要なネタバレはしませんが、いろいろ書いちゃってるので、まだ観てない方は以下ご注意を。

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