観た映画:エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に
すでにDVDも発売されている映画だけど、地元でも公開していたので(すでに3週間以上前だけど)観に行った。
うーむ、正直ちょっと期待しすぎたかも。
リチャード・リンクレイター監督で、70年代の大学生のバカ騒ぎとくれば期待もめちゃくちゃ高まるわけだけど。
たぶん、一番乗れなかったのは主人公の顔かなw かなり苦手な顔なんだよなあ…。
なんでだろ?とよくよく考えてみると、自分のアニキ(当時70年代の頃のサーファーモテ系)になんとなく似てるんだよね。
色白映画オタクの自分とはまったく正反対のアニキで、今で言うリア充爆発しろ的な対象だった、というのが強く影響しているのかもw
あと野球部という体育会系が主人公という設定も乗れなかったなあ。
この映画で唯一不安だったのは、野球部のお話って部分だったんだけど、その不安が見事的中してしまった感じ。
とまあ、あくまで自分の中の劣等感が映画の楽しさを邪魔したっていう個人的な感想を述べた上で、映画自体はリンクレイター監督節全開で、ほんと多幸感に溢れた楽しい映画でした。
映画『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』公式サイト
↑リンク先の著名人コメントを読めば、この映画の素晴らしさは全部書かれてあります。興味ある方はぜひ読んでみてください。
中でもすごく秀逸だと思ったコメントが山田玲司さんのこれ。
確かに、この手の映画って『霧島部活やめるってよ』のようにサブカル系や、負け犬たちのための映画になりがちだけど、まさかこんなジャイアンたちがただひたすらバカをするって映画は無かったかも。
このコメントになんとなく救われました。
もう一回レンタルで借りて、ジョッグスたちを広い心で受け入れてみようかなw
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音楽はもちろん全曲最高です!当時のヒット曲ばかり!
中学〜高校生を描いた『バッド・チューニング』のほうが自分はずっと感情移入できた。高校生までは誰にでも共通した何かがあって、大学生ってもう人それぞれの何かになっちゃってるのかも。
あとこの映画、無名の頃のスゴイ俳優がたくさん出てる。アメリカン・グラフィティと肩を並べる名作として認知されるべきだと思う。