今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

ゆー!さのだびっち!

今日も今日とて、思いつきで書いていきます!

ツイッター見てたら映画評論家の江戸木純さんという方のこんなツイートが。

一応書いておくと、「Smile,you son of a bi*ch!」は映画『ジョーズ』のラスト、ブロディ署長(ロイ・シャイダー)が絶体絶命の状態から渾身の一発とともに放たれるセリフのことです。

 ※ちなみにこれもいまさら過ぎますが「Don’t think,Feel.」は映画『燃えよドラゴン』でブルース・リーが弟子への教えの中で言うセリフです。

 

このツイートの言ってることは、本当によくわかります。

ジョーズ』という映画の素晴らしさは今さら説明するまでも無いですが、当時まだ小学生で映画に興味を持ち始めたばかりの私(と友人たち)を一気に映画世界の虜にしてくれたきっかけの映画だったのです。あの時、映画館で受けた衝撃たるや。

近年のスピルバーグ映画がどれだけ凄みを増そうが、『レディ・プレイヤー1』がどれだけ素晴しかろうが、あの時の衝撃には及びません(映画の出来の良し悪しを言ってるわけではありませんので念の為)

 

ブロディ署長のあの名セリフ。最高の高揚感、最高のカタルシスをもたらせてくれたあのセリフ。

当時まだ小学生。英語なんてこれっぽちもわからないお馬鹿さん。
当然字幕の「くたばれ!バケモノ!(でしたっけ?)」は正確に訳されているのだと思っているわけで、耳コピした英語をそのまま「ゆー!さのだびっち!」と友人同士で大声で叫び合っていましたw

「さのば」ではなく「さのだ」に聞こえたんですね。当時の僕らには(笑)

ジョーズ』の影響はすさまじく、普段映画に興味のないクラスメイトのガキ大将までもが僕らの真似して「さのだびっち!」と言いながら物を投げつけてきたり、戦車のプラモに爆竹をセットして爆発の瞬間に叫んだり、いろんなシーンで大活躍したセリフでしたw

今考えると恐ろしいですよね。近くに英語圏の人がいなくてほんと良かった。大人ですら当時はよく理解できてなかっただろうし。そもそもbi*chなんて辞書ひいても出てこないよね?w

www.youtube.com

ま、それくらい『ジョーズ』は当時のガキどもにも多大な影響を与えたわけで、江戸木さんの言うように、これ観て映画の道を目指したって何の不思議もないでしょう。かくいう私も映画の道にこそ進みませんでしたが、エンタテインメント系に足を踏み入れましたし。

そして、何よりこれを観てロイ・シャイダーロバート・ショウが好きになりました(リチャード・ドレイファスはちょっと微妙だったw)。『ザ・セブンアップス』『ブルーサンダー』『ブラック・サンデー』なんて映画に燃えました。

 

しかし、なぜ今頃『ジョーズ』のこんなセルフのツイートが出回っているかというと、午前十時の映画祭で、スピルバーグの名作三連発上映が予定されているからですね。

asa10.eiga.com

あ、『未知との遭遇』は今日までか!しまったなー。観たかったのに。『ジョーズ』は明日から上映ですね(地域によっては5月3日から。自分の地域は明日から『E.T.』だ。これは高校生の時、オールナイト上映で観に行って寝ちゃった思い出が…w)。

この企画は一日一回、朝十時の回のみしか上映してくれないので、自分にとってはなかなかハードル高いんですよね。土日の早起きはつらいわぁ。

 

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というわけでブルーレイでも買って家で堪能しようかしら。
ゆー!さのだびっち!

ジョーズ (字幕版)

ジョーズ (字幕版)