今日の経験値

主に映画の話。70〜80年代の映画やカルチャーを懐かしむことが多いかも。

観た映画:スパイダーマン:ホームカミング

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映画『スパイダーマン:ホームカミング』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

また新しくなったスパイダーマン
今回はアベンジャーズ(ってもほぼアイアンマンのみだけど)と合流。

スパイダーマンってアメコミもアニメも、もちろん池上遼一版も見たことなかったし、特に興味もなかったんだけど、大好きなサム・ライミが映画化した時に初めてちゃんと接したという感じ。
サム・ライミ版のスパイダーマンは3部作すべて大好きで感動すらした記憶があるし、今でもたまに見たりする。

次の『アメイジングスパイダーマン』シリーズもそんなに嫌いじゃなかったけど、あまり印象には残ってないかなあ…。やっぱりただの焼き直しにしか見えなかったし。
ただ、ヒロインがキルスティン・ダンストから、エマ・ストーン(好み)に変わった点だけは高評価だったw

そんで、今回の再リブート版だけど、方向性は全然違うけどサム・ライミ版に負けず劣らず面白かったかも。

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以下、微妙にネタバレあります。

 今回はアベンジャーズと合流ってこともあってか、今までのシリーズとはかなり違ってて新鮮だった。
蜘蛛に噛まれるとか、ピーター・パーカーの生い立ちとかもういきなりすっ飛ばしてるので、スパイダーマンデビューの人には何だかよくわかんないかも。
さらにアベンジャーズも知らないとなるとホント意味不明なんだろうけど、まあもうそれくらいほとんどのお客さんは皆もう知ってるよね?って前提にしとかないと、こんだけフレッシュな映画は作れないんだろうね。

今回のトム・ホランドはかなり初々しくて、アベンジャーズにはしゃぎまくったり、友達と楽しそうにじゃれ合ったり、街に出てせっせと世直しに励んでることがとても楽しそうで、初代のトビー・マグワイアはちょっと暗い雰囲気もあり、次のアンドリュー・ガーフィールドでちょっとアホっぽくなり、今回のホランドはさらに底抜けに明るいというか、見てるだけで多幸感あふれる少年って感じがよかったかな。

友達のおデブくんも良かったw

でもヒロインはだいぶさらっと流されててビックリ。白人でもなかったし(これも時代なのかな)

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あとマイケル・キートン演じるバルチャーって悪役もちょっと変わってて、そんな悪いやつじゃないんだよね。

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思い出してみるとそういえばスパイダーマンに出てくる悪役って、大事な何かを守ろうとするあまり悪い道に入ってしまった的なキャラクターが多いね(ほとんど?)。共感できる悪役ばかり。

そうそう、脇役だけど今回は自分にとって馴染みのある俳優がふたり出てて嬉しかった。
どちらもドラマなんだけど、「ベターコールソウル」に出てくるナチョ(マイケル・マンド)、「シリコンバレー」に出てくるエンジニアのギルフォイル(マーティン・スター)。
ふたりとも少ししか出てないけど強烈な印象を残しててよかったなー。

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左:マイケル・マンド 右:マーティン・スター

スパイダーマンは学園モノとか青春モノとしても楽しいので、今回はホームカミングパーティに絡めてたけど、そもそも日本人には馴染みのない風習?なので、いまいちピンと来なかったかな。あまり重要でもなかったし。

そうそう、途中と最後に『フェリスはある朝突然に』オマージュが唐突に入ってて笑ったw
やっぱり学園モノだから?

 

ちょっとだけ残念だったのは、夜のシーンが暗くてあまりよくわからなかった(バルチャーにつかまって池に落とされるとことか、飛行機のシーンとか)

 

あまりアベンジャーズ色が強くなるのは嫌だけど、次回作以降もこんな感じで底抜けに明るくフレッシュな映像に期待!

 

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サム・ライミ版、久々に見返してみたくなった。

 

アメージングのほうも。